掲示板小説
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1
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さりな
F-01F
12/18 23:37
はぁい、こんばんは。
さりなと申します。
ここではいろいろな小説を書いていきます。
※掲示板の特性上
ネタバレする可能性があります。
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返信数:4件
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2
]
さりな
F-01F
01/01 02:15
『またトラワレの身』
アユティル…
君はいまどこに?
ぼくが眠る間に逃げたの………?
そんなぁ哀しいのに
ぼくまたひとりぼっちになっちゃう
アユティル…また捕らえていい?
怒ったり抵抗したりしないでね?
怒ってるのはぼくだから
君じゃないんだよ
……
小さな子供のような王子
ベルディルは
フリフリのブラウスをきゅっと引き締めた。
アユティルをまた捕らえるよ…
この絵に描かれたカメオの少女のように。
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4
]
さりな
F-01F
01/05 03:33
─────悪徳王子ベルディルにトラワレた
アユティル。
アユティルは、星空の丘で祈った。
「もう二度とこんなことはないように………」
涙を流し、帰る。
もう、やめてほしい。
ベルディルに、無理矢理キスをされたり───…
あの女食いは不幸を受ける。
あんなのに、愛されたくはない
気持ち悪いしか残らないの
私は、ベルディルが寝ているうちに逃げた。
どこでもいいからとにかく離れなくちゃ…と
思ったのです。
─────…ベルディル、ごめんね。
悲しくさせて
まぁ、いいけど………被害者だし。
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5
]
さりな
F-01F
01/05 03:34
その時、祈っていた私の後ろから足音がした。
「祈れば悪夢が終わるとでも思っていたのかな?」
悪夢の始まりを告げる声がした。
アユティルはバッ!と振り返った。
「ベルディル…」
あのカメオ…白色のブラウス…
加害者に違いないわ……
「ねぇ、逃げるなんてひどくない?
なんてこと考えてるの?」
ベルディルはナイフを出した。
「やめてっ!!」
「殺されたいの?」
銀色の鋭利な刃物。
その刃物には薔薇の紋章が刻まれている。
「やだぁ!」
怖くて恐怖心を植え付けたあの男────…
アユティルは無我夢中で走って逃げた……
全力疾走で走っていくアユティル。
その後ろには、鬼のごとく走る、ベルディルが…
小さくて可愛い男子の分類に入るのに……
人間もナイフも…凶器だ。
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[
6
]
さりな
F-01F
01/23 08:26
無我夢中で逃げようとする私。
「あぁ……」
車に跳ねられそうで、もう走れない……
「アユティル…つかまえた」
逃げられない
もう終わった……
またトラワレの身だわ……
ベルディルの腕の中
アユティルは
絶望の涙を流した─────────…
「やだ!はなしてよ」
「いやだぁー…」
わざと子供っぽい声でいうベルディルに
少し腹が立つ。
「離せ!」
「やだぁ…はははっ」
美しき王子の歪んだ性格。
…美貌はもう砕け散っている。
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