†怖い話F†
今日:4/昨日:2/累計:4799
[
1
]
はっしー◆FA//69upcU
2022/09/23 20:55
怖い話を貼って行きます
※全て自己責任でお読み下さい※
編集
削除
コピー
書く
更新
検索
↓
返信数:200件
[
201
]
はっしー◆FA//69upcU
2022/11/19 21:39
【死んだ夢】
気が付いたら私は山道を歩いていました。
山道といっても歩いている地面はコンクリートで、道幅も車が余裕で通れる広さです。両端にはガードレールがあり、その奥に木々が連なっているという感じでした。
天気は晴れで、木々の隙間から日光がキラキラと入っていました。
周りを見回してみると、私が知っている人物が何人も同じ方向に向かって歩いていました。
皆同じ小学校、中学校、高校の友達やクラスメイトなどです。
私はその中の友達一人に
「どこに行くの?」
と聞きました。
すると友達は
「死者が行く場所。」
と言うのです。
私はびっくりして
「何で?」
と聞くと友人は
「だって俺ら死んだじゃん。」
と答えました。
それを聞いた私はなぜか
「何歳まで生きた?」
という質問をしていました。
すると友達は
「87。」
と返しました。
気付くとベットの上でした。
あまりにもリアルな感じがありましたが、ここで私はさっきまで夢を見ていたんだと理解しました。
ふと時計を見てみると、針は午前1時40分ごろを指していました。
確か眠りについたのは午前0時ごろだったため、まだ1時間半ぐらいしか寝ていません。
なんとなく目が冴えてしまっていましたが、このまま起きてしまうと明日が辛いと思い、眠るようにしました。
気がつくと、また同じような山道を歩く夢が始まりました。
私は戸惑いながらも辺りを見回してみると、今度は誰もいません。しかも真っ暗です。
自分が歩いている道路だけがわずかに見えますが、先のほうはあまり見えません。
少し歩くと左に細い道が見えました。私は左に曲がってみることにしました。
道を抜けると、そこには大量のお墓が並んでいました。
私はまさかと思いお墓を見てみると、そこには自分の名字が彫られているものもあります。
さらにお墓の横には自分の名前も彫られており、享年87という数字が彫られていました。
そこで目が覚めて、朝になっていました。
私はまだまだ87歳には程遠いですが、その年に何かがあるのでしょうか。
夢の中ではありますが、友人も87歳で死んだと言っていたことが、何となく気がかりです。
編集
削除
コピー
[
200
]
はっしー◆FA//69upcU
2022/11/19 21:38
【会社帰りのバスでの出来事。】
私は乗車中にウォークマンを聴いているとそのまま寝てしまい、降車するバス停を乗り過ごしてしまうことがたまにある。
その日も起きているつもりが、いつの間にか寝てしまった。
しかし唐突に、まるで人に起こされるかのようにガバッっととび起きた。
金縛り状態から無理矢理脱出するようなあの感じ。
瞬間我に返り、あ!また乗り過ごしたか?って思ったら、幸いまだ降りるバス停の2つ手前だった。
次のバス停では、けっこう人が降りていく。
俺はその背中をボンヤリ眺めながら、ああ次降りなきゃって眠いのを我慢していた。
バスが走り出した途端、真後ろの席で女性(声の様子で)が喋りだした。
「・・で・・・おねがい・・ね・・でね・・・ね・・おねがいしますね・・ね・」
携帯か・・って思った。
私は携帯のお喋りがきこえるのが余り好きではない。
ただ俺の住んでいるところは東京の田舎だから、バス停からさらに遠い人は、降りるバス停が近づくと携帯で家に迎えの要請をすることが多い。
次が降りるバス停だから、私は降車ブザーが鳴るのを待った。
いつも降車ブザーを自分で押さないタチなのだ。
でも誰も降りないらしく、いっこうにブザーが鳴らない。
後ろの女性は相変わらず喋っている。
声のトーンはますます下がり何を言っているかはわからない。
俺は少しだけムッとしていた。
仕方がないので自分で降車ブザーを押そうと手を伸ばしたその瞬間、ハッキリと
「お前にだよ」と言って声が止んだ・・・・。
ん?と思って振返ると、乗客は私だけだった。
編集
削除
コピー
[
199
]
はっしー◆FA//69upcU
2022/11/19 21:36
【保育園】
俺が保育園の頃の話
秋口で日が落ちるのも早いってのに迎えが遅い園児たち(俺含む)でカクレンボすることになったんだよ
俺が隠れたのは玄関の有るとこと保育部屋があるとこの繋ぎになってるちょっと奥まった所
竹ヒゴで作った日除けとか色んなモンが置いてあったんだが、奥に入って蹲ると外から見えないだろうと思ってソコに隠れたのね
隠れて、もうちょっと奥に行こうと思い移動してソコにしゃがんだ瞬間、
膝がちょっと「ちくっ」とした
なんか引っかかったのかなーとか思ってたら後ろら辺から「いたい?」って聞かれたのよ
(あれ?他にもココに来た奴居たんだ)って思いながら
「ん〜ん、ちょっとチクってしたけど、いたくないよ?」って答えた
続けざまに後ろの“誰か”が俺に話しかけてくる
「いたい?いたい?」
「いたいよ、いたいよ、もっといたいよ」
気の所為かまたちょっとチクっとした
「いたい?いたい?」
「いたいよね?いたいよね?もっといたいよ」
ジワジワと膝の辺りが痛い、しかもなんか湿っぽい
「いたい?いたい?」
「いたいよね?いたいよね?ひろがるよ」
ソノ瞬間、膝に激痛が走って
「いたーい!!!!!」って叫んでた
ソレを聞いた“誰か”は
「きゃはははははは!!またね!!」って笑いながら奥に行った
・・・・奥は行き止まりなのにね
俺はというとワンワン泣きながら外に出て行った
泣きながら出てくる俺を見て園長先生と他の大人は青ざめた顔してた
何故って?俺の膝には幅1cmくらいの竹ヒゴが思いっきり刺さっててプラプラしてたからさ
園長先生が駆け寄ってきて竹ヒゴを抜こうとするんだけど中々抜けない
丁度迎えに来ていた俺の母親も抜こうとするけどコレも無理
「いたい!いたい!」って俺が泣くもんだから当時、看護婦だった母が自分の病院に連れて行って外科処置で抜くことにしたんだ
両端を切り広げるとアッサリ出てきたんだが医者が首を傾げた
刺さってた竹ヒゴが扇状に広がっていたんだよ
「これ・・・刺さんねぇよな・・・」って母と話してたりするけど俺には分ってた
あの後ろに居た“誰か”の所為だって
それからというもの、俺はカクレンボの時にソコを使うのは止めたよ
近づくとまたあの笑い声が聞こえてきそうだったから
「またね」って事は次に行った時はコレくらいじゃ済まないんじゃとも思ってたから
編集
削除
コピー
[
198
]
はっしー◆FA//69upcU
2022/11/18 21:44
【自殺多発ダムにかかる橋で】
一応、実体験。
二、三年前に友達、後輩を巻き込んで心霊スポット巡りをしてた。
色々回ったけどその中でも怖かったのが、某県某所の自殺多発のダムにかかる橋。
その日は友達俺含め男5人と後輩女3人の計8人。
車の中で「2人組で橋を往復なwww」なんて言ってた。
当然だけどこの組み合わせだと男2人組のペアか出来る。
残念なことに俺と男友達A(自宅が墓地の隣で霊感あり)がペアになった。
このAってのと心霊スポットに行くと何かしら起こる。
俺は0感なので怖がる専門。
そのAとペアなのだから何が起きてもおかしくない。
そして俺たちペアの順番が来た。
Aを先頭に真っ暗な橋を渡り始める。
聞こえるのは下から流れるダムの水音のみ。
橋の真ん中あたりまで来るとAが「今の見た?」と聞いてきた。
「なんも」と答えると「そっか」とだけ返ってきた。
この時点でかなり嫌な予感。
Aは確実に何か見たはず。だけど聞きたくない。
俺が「なんか見たり聞いたりしても後で言ってな!」と念押ししといた。
Aは「分かってるよww」と笑った。
そんなこんなで橋を渡りきった。
さぁ車に戻るかとなり、来た橋を戻り始める。
また真ん中まで来るとAが「あれ?マズいかもねコレ」と今度は真顔で一言。
Aは橋の縁を見てた。俺沈黙。
Aの足が早まった気がした。そんで車に到着。
車に戻りひと安心した俺はAに何を見たか聞いた。
「行きは橋の縁に指先がかかっているのが見えた」
「帰りは更に肘まで出てきてた。見たところ女の腕だった」とのこと。
それを聞いた皆は興奮と恐怖でワケわからん感じに。
もっかい行ったら顔見えんじゃね?って話になり車で橋を渡り確認することに。
Aは「オススメしない」って言ってたけど橋へ。
問題の真ん中まで来るとAが「顔どころじゃないよ、すげーいるよ」って。
即退散しました。
編集
削除
コピー
[
197
]
はっしー◆FA//69upcU
2022/11/18 21:43
【霧がかかる道にて、着信アリ】
五年くらい前、仕事で北海道のとある峠をよく通ることがあった。
その峠は雨が降ると霧がかかるというか、地元ではガスがかかると言うんだけど、
その日も雨がシトシト振り、峠自体がモヤっていた。
いつもは峠を降り海側にしばらく走っていると、霧は無くなるんだけど、
その日はずっと霧がかかった状態だった。
視界が悪いし、なんだか嫌だなあと思って運転していると、
霧の中にボヤーっと光が見えた。
そういえばここにはポツンと公衆電話BOXがあったはずと思いながら走っていると、
突然その部分だけ霧がなくなり、公衆電話BOXがきれいに見えた。
すると中に髪の長い女の人が見えたような気がした。
しかしもう午前一時を回っているし、街からは相当離れているし、
ここらへんにはダムしかないはず。
こんな人里離れた公衆電話BOXに人なんか居るわけないと言い聞かせ、
気にしないようにしようと思っていると、突然携帯が鳴った。
道路は霧でモヤっているので路肩に止めるのは危険だと思い、
休憩用のパーキングがあったそこまで走り、車を停め携帯を確認すると、
着信履歴は公衆となっていた。
しばらく考えてみたが、こんな時間に公衆電話から掛けてくるヤツはいないだろう、
間違い電話だと思い、車を発進させようとすると、また携帯電話が鳴った。
今度も同じく「公衆」と表示されている。
さっきの公衆電話BOXを思い出し、怖くなり、携帯を持つ手が震え、
脂汗が背中を伝った。
電話はずっと鳴り続けいている…
気持ち悪いので携帯の電源を切り、車を発進させようと前を見ると、
髪の長い女が立っていた。
「うっ!」俺は息を飲むと体が固まってしまった。
するとその女はスーっと運転席の横に移動してきた。
一分くらいそのまま横にいて、俺は目だけ右に動かし、その女の動きを見つめた。
メチャメチャ怖いにもかかわらず目線がその女から離せなくなっている。
すると突然、車の中で「私の事…見えてたんでしょ?」と女の声が聞こえた。
全身鳥肌が立つのがわかった。
そして車の横にさっきの女が居ないことに気がついた。
どこにいったんだ!俺は心臓がバクバクとなり、もうパニックになり、
何も見たくないと目を瞑った。
今度は「見えてたんでしょ…」といきなり耳元で、吐息がかかる感覚がした。
俺の記憶はここまでしかない。
気がつくとパーキングで朝を迎えていた。
それ以来、昼でも夜でも迂回してその道は通らないようにしている。
みんなも深夜の走行中の着信には気を付けたほうがいいぞ。
特に公衆からの着信ならば。
お前らは気付かなかったけど、向こうからは見えていたかもしれないのだから…
編集
削除
コピー
[
196
]
はっしー◆FA//69upcU
2022/11/18 21:42
【女性の夢】
これは大分前に、私が体験した話です。
その日は日曜日だったのですが検定試験があったため、いつもより早く起きました。
私は部屋で壁の方を向いて寝る癖があり、起きた時も大体目の前に白い壁があります。
ところがその日は、白い壁に赤く飛び散ったものがあったのです。
最初は夢かな?と思いました。
ですが何回か瞬きしてみても、やはり赤く飛び散ったものが目に入ります。
寝ぼけて赤いペンでも使ったのだろうかと思ったのですが、ペンというよりインクが飛び散った感じでした。
もしかして血かと思い近づいて臭いをかいでみましたが…そのような臭いはしません。
気にはなりましたが、検定の方を優先しなければいけないので、とりあえず帰ってから考えようと思いました。
ところが検定が無事終わり壁を見てみると、何もないではありませんか。
夢だったのかと思いましたが、壁を見ている時は意識がはっきりしていましたし、記憶も確かです。
都合よく誰か家族が来て、気づいて拭いていったという可能性も考えましたが、それをしていたら連絡が入っているはずです。
それならあれはなんだったのだろうと考えましたが、異常はなかったので気のせいだったのだろうと思うことにし、その日は眠りにつきました。
その日夢を見ました。
私は血だらけでした。
私の血ではなく、どうやら目の前にいる女性の物のようです。
女性は私の方をじっと向いています。
私が声をかけても、何も反応しません。
なんだか怖くなって、私はひたすら逃げました。
ひたすら走って後ろを振り返ると、もうそこに女性はいませんでした。
よかったとホッとしたのも束の間、目の前に女性が突然現れました。
驚いた私は、腰を抜かしてへたり込んだ…ところで、目が覚めたのです。
起きてみると、私は鼻血を出していました。
そのまま寝返りをうったのか、枕カバーにも血が点々とついていました。
その血は都合よく消えてくれる訳も無く、洗って落としました。
それから、その女性は夢へ度々出るようになりました。
女性の顔は隠れていて見えません。
女性の夢を見ると、私は血を出したり怪我をするようになりました。
そんなある日、私は夢でその女性の顔を見ることに成功したのです。
今まで会った事のない、知らない人でした。
彼女は私に笑いながら言いました。
「今までみんな怖がって私の顔を見ようともしてくれなかったけど、あなたは見てくれた。ありがとう。」
あまりはっきりと覚えていませんが、確かこのような内容だったと思います。
私は女性の顔がずっと気になっていたので、次に夢へ出たら見ようと思っていたのが良かったのかもしれません。
その日も起きたら鼻血は出ていたのですが、その日以降女性の夢はみなくなりました。
少々気持ち悪い出来事ではあるのですが、私の体験した話でした。
編集
削除
コピー
[
195
]
はっしー◆FA//69upcU
2022/11/17 23:22
【どうやらついて来てるようです】
警備員をやってるんだが、
半年前位から仕事中に変な奴が付いて来るようになった。
スーパーとか工場とかにいる常勤タイプの警備員ではなくて、
契約してる物件を何件も回ってパトロールするタイプなんだ。
巡回をするのは主に小中学校。基本的には教員が帰ってから巡回するので
どうしても21時22時以降になる。運が悪いと日をまたぐ。
巡回と言うと校舎中を歩き回ると想像する人もいるかもしれないが
実際は校舎の中は職員室と校長室くらいしか回らない…他の会社はわからんけど。
後は顧客から要望があれば貴重品のある箇所(保健室とかPC室)を回るくらい。
メインは校舎や体育館の外周の窓や扉の施錠確認。
やればわかるけど、建物を外壁伝いに歩くと見た目以上に距離がある。
校舎って大抵は形がHみたいな型とかしてて凸凹だから
結構時間が掛かって面倒臭い。
で、本題。
そいつは真後ろとかを付いて来るわけじゃなくて、学校の敷地の外にいるんだ。
要は学校の周囲のフェンスや塀に沿って付いて来てる。
最初は散歩でもしてる人かと思ってたが時間が時間だしちょっとおかしい。
前述の通り校舎は凸凹だし、その学校は外階段もあって
外壁伝いに一周するには時間がかかる。
俺と外の奴が同じペースで歩けば絶対に奴の方が先に進むはずなのに
どうやら俺のペースに合わせている。
実害は出ていないが気持ち悪い。
とはいえ敷地内に侵入している訳ではないので文句は言えない。
そもそも関わりたくない。
最近そいつのパターンがわかってきた。
・他の社員が当番の日にはいない。…同地区を担当する社員は俺含めて5人。
・23時以降にしか現れない。…その学校の外灯は23時に自動で切れる。
・雨の日はいない
2度ほどライトを向けたら背を向けられ、
フェンスを強く叩いてきたので以降ライトは向けないようにしてる
とにかく奴はフェンス外周を俺のペースに合わせ歩いてるだけで
入ってきたりはしない。
校舎とフェンスの距離が遠い所は何百メートルか離れてるけど、
近い所だと15メートルくらいだからヤバい。
校門が解放状態の時は閉めに行かないといけないのだが
その時がマキシマムで近い。僅か数メートル。
オカルトかどうかはわからない。
たぶん、人間だと思う。
いずれにしろ気持ち悪いことに変わりはない。
編集
削除
コピー
[
194
]
はっしー◆FA//69upcU
2022/11/17 23:21
【もう帰らないとダメだよ】
霊感はないんですが、不思議な体験を何回かしてきました。
そのうちの一つです。
小さい頃の楽しみが家の周りを探検する事だったんです。
塀の上を上ったり人んちの庭に侵入したりしてしょっちゅう迷子になってましたww
ある日知らない道を発見してまたうろうろしていました。
また人の敷地に侵入して家の人に見つかったりして逃げたりしました。
でもなんていうか途中から...様子がおかしい。
明らかに人がいないんです。声や気配がないっていうか。
転んだりでもう傷だらけで痛い&怖いけど 道も分からずただ進みました。
で、しばらく行くと砂浜?があったんです。そりゃもうきれいな。
すると男の人が来て
『どこからきたの』『一緒に遊ぼうか』
といってきて遊んでいたら見る見るうちに夜に。すると
『もう帰らないとだめ、早く帰りなさい!!』
と強く言われ怖くなりましたが、帰り道が分からないと言いました。というと
『返してあげるからね...』
といわれて、ハッとしたら自分のベットの上。
転んだりすったりした傷が所々に残ってたんです。
とても夢とは思えません。
それが小さい頃に体験した初めての不思議な体験でした。
編集
削除
コピー
[
193
]
はっしー◆FA//69upcU
2022/11/17 23:20
【同僚の赤ちゃん】
私の会社の同僚が、生まれたばかりの赤ちゃんを抱いてお披露目に来ました。
真っ白なお包みに包まれた赤ちゃんを抱いて微笑む同僚は、もうすっかり母の顔です。
「出産おめでとう!赤ちゃん見せて。」
「うん、女の子なんだ。」
そう言って同僚はクルッとお包みごとこちらに向けました。
う、うわぁー!
私は思わず悲鳴を上げてしまいました。
のっぺらぼう?
とっさにそう思ったのですが、お包みは空っぽなのです。
同僚は大切そうに空っぽのお包みを抱き、微笑んでいます。
私は昼間の陽気に誘われて、つい会社のデスクでうたた寝をしていました。
夢でよかったと思ったのですが、それから1週間ばかりして同僚から電話がありました。
流産だったと泣いていました。
偶然の一致だとは思うのですが…
私は度々、現実を暗示しているような夢を見ます。
編集
削除
コピー
[
192
]
はっしー◆FA//69upcU
2022/11/17 20:29
【不出来な社員】
あれは3年ほど前です。
僕はある会社に営業として勤めていました。
毎日、残業、残業続きでも超勤手当もつかない、零細企業でした。
同期に、Mくんという人がいました。
僕より年上でしたが、手が遅く営業センスもなく、朝のミーティングでは毎回、部長につるし上げをくっていました。
根が真面目な人間だけに、相当まいっているようでした。
Mくんは興奮するといつも「すん、すん、」と鼻を鳴らす癖があり、それもまた上司に疎まれている
理由の一つでした。
僕は、そこそこ口もうまく、それなりに世渡り上手でしたので、Mくんのようにいじめられることもなく、なんとかやっていました。
ある時、Mくんが会社からいなくなりました。
辞めたとかではなく、失踪したとのことです。
前日に最後まで残業していたのを見た人がいましたが、その日Mくんは家に帰らず、そのまま行方不明とのことでした。
はじめのうちは、いくらか騒ぎになりましたが、1ヶ月もたつと、忙しさもありみなMくんのことなど忘れてしまいました。
その日、僕は一人で残業していました。
明日のクライアントとの打ち合わせにどうしても足りない書類ができてしまい、徹夜覚悟でパソコンとにらめっこしていました。
「トゥルルルルル」
時計の針が夜中の3時を過ぎたころでしょうか。
机の上の電話機が鳴りました。
「はい?」
僕は寝ぼけ眼で電話に出ました。
「・・・・・」
受話器からは何も聞こえません。
「もしもし・・・・!」
その時僕は気付きました。
会社の電話は、ビジネスホンで、外線と内線が使えます。
今の呼び出し音は、内線電話の音だったのです。
僕は慌てて立ち上がると、室内を見渡しました。
広い室内で、電気はここしかついておらず、人の気配もありません。
僕は気味が悪くなり、何も言わずに受話器をもどしました。
「トゥルルルルル」
すると、また呼び出し音が鳴りました。
僕はびくびくしながらも、電話のディスプレイを覗いてみました。
「302」
かけてきているデスクの番号が表示されていました。
Mくんのデスクでした。
僕は怖くなり、思わず立ち上がりました。
「すん、すん、」
その時、僕の耳元で、聞いたことのある音が聞こえました。Mくんの鼻を鳴らす音です。
僕が振り向くと、そこには誰もいません。疲れているんだ・・・
そう思い、僕はまた机に向かおうとしました。
明日までに書類を仕上げなければ、契約はおじゃんです。
そこにはMくんがいました。
パソコンの画面一杯に広がる、Mくんの顔。
こちらを無表情に見ています。
そして一言言いました。
「来いよ・・・」
僕は悲鳴を上げて会社から逃げ出しました。
そのまま僕は、会社を辞めてしまいました。
風の噂では、従業員が次々と辞め、会社は倒産したそうです。
編集
削除
コピー
[
191
]
はっしー◆FA//69upcU
2022/11/17 20:27
【自宅前に佇む女】
去年の話。
深夜にコンビニから自分のマンションに戻る途中、
マンション前にある自販機の前に長い黒髪の女が立っていた。
OL風のグレーっぽいスーツ姿で、自販機の方を見たまま動かない。
異常なのは、女と自販機との距離が1〜2センチくらいしかない所。
明らかに不審だったので、少し離れて歩いた。
絡まれないかビビっていたが、その時は何事も無く通り過ぎられた。
でも、入り口まで来て振り返ると、女がこっちを見ているのが見えた。
顔はよく見えなかったが、すごく舌が長かったのを覚えている。
意識的というより、ボーッとしたまま舌を垂らしてる感じだったが、その舌が胸の所まで垂れていた。
速攻でエレベーターに飛び乗ったが、慌てて一つ上の階を押した。
そのままその階で降りてしまったので、すぐエレベーターに戻ったが
下に呼び出されて下がって行く所だったので、非常階段で下へ降りた。
エレベーター呼び出したのがあの女じゃないかと思って怖くなったので、走って自分の部屋まで戻ったよ。
途中で上から自販機の所を見たが、女はいなかった。
編集
削除
コピー
[
190
]
はっしー◆FA//69upcU
2022/11/17 20:26
【じいちゃんの写真】
「もう見えるぞ。もう見えるぞ。紙と筆をもってこい」
が臨終の言葉だったうちのじいちゃん。
今だに親類の語り草になってる。
俺は直接は聞けなかったけど、想像すると怖すぎる。
じいちゃんが死んだのは俺が中学2年のときで、その遺品の整理をばあちゃんがしてるのを俺は手伝いに(邪魔しに)行った。
古い写真がいっぱい出てきて、最初は面白がって見てたんだけど気持ちの悪い写真が出てきてだんだん怖くなってきた。
どんなのかというと、白黒の記念写真で30歳くらいのじいちゃんが観光地(温泉街)の名所をバックにポーズをとってる。
何枚もあるんだけど、よく見るとじいちゃんの立ち位置が写真の中心からずれてる。
ぱっと見ぜんぜん普通の写真だけど、そのズレだけで気分が悪くなった。
まるでじいちゃんの隣にだれかもう一人いて、それでどっちかに寄ってるような感じだった。
見えないけど、これは心霊写真の一種じゃないかと思ってゾッとした。
その写真のことを恐る恐るばあちゃんに聞いてみたけど、当時ばあちゃんはもう微妙にボケが始まってて、なにかトンチンカンなことを話し出したけどよく覚えていない。
自分の家に帰ってから、親父にその写真のことを話して「じいちゃんは霊感が強かったのか」と聞いたら、変に真面目な顔でこう言われた。
「バカおまえ、あの写真を撮ったのはばあちゃんだぞ」
どうやら見えていたのは、ばあちゃんの方だったらしい。
編集
削除
コピー
[
189
]
はっしー◆FA//69upcU
2022/11/16 20:45
【私はときどき人の顔に穴があいているように見えることがある】
心霊現象なのか精神的なもんなのか分からないけど
私はときどき人の顔に穴があいているように見えることがある
知ってる人いるかな?奇病で顔面に穴が開いた人の画像
見たことある人なら分かると思うがあれと似ている
顔面にぽっかり穴があいていて目も鼻も口もない状態
ただどっちかというと穴というより黒く塗りつぶされてるって言ったほうが正しいかな
別に私自信に霊感があるわけじゃないし曰く付きの家系ってわけでもないし
生まれててこのかた心霊体験したこともない
この顔の穴も最初から見えてたわけじゃない
高校生になってすぐの頃、突然見え始めた
と言ってもそんな頻繁に見るものでもなく1か月に1、2回見かけるかどうか
見始めたころは軽く混乱したしカウンセリングとかも受けてたけど慣れれば大したことない
街中歩いててたまに出くわしても遠目に見る分には「またか…」程度にしか感じなくなった
別に実害があるわけでもないしね
ただ大学2年のころ同じサークルに入った後輩にそれが見えたときはさすがに堪えた
今まで同じ学校内でも見かけたことはあったが幸い知り合いには1人もいなかったからね
初めて私の身近なとこでこの現象が起こったことになる
先述のとおり別に害があるわけでもなくその後輩も普通にいいやつなんだが
なにせ今までこんな間近であの顔を見たことがなかったから正直キモかった
極力その後輩とは顔合わせないようにしてた
結局私が大学卒業するまで同じサークルで過ごしてたが私はその後輩の顔を知らないことになる
周りの反応からすると結構イケメンみたいだったが
ちなみにその後輩が事故に合ったとか死んだとかそういう不吉なことはまったくなく
たぶん今でも元気に過ごしてるんじゃないかな
まあこういった感じで見た目キモイのさえ慣れればなんの支障もないので
今まで精神科に行こうとも思わなかったしお祓いしようとも思わなかった
生涯このままでも別にいいと思ってた
ただつい先日の出来事から今は精神科のほうに通おうかと考えてる
なぜなら自分の顔に穴が開いたから
もちろん穴が開いたように見えるだけで実際に開いているわけじゃない
触ればちゃんと顔の感触あるし他人からも普通に見える
ただ鏡を見ると自分の顔に穴が開いている
他人ならまだしも自分の顔に穴が開いてるのを見るのはきつい
極力鏡を見ないようにはしているけど,それこそPCの画面にふと自分の顔が映っただけで思わず悲鳴が出る
もし治らないようなら1度お祓いとかにも行ってみようと思ってる
編集
削除
コピー
[
188
]
はっしー◆FA//69upcU
2022/11/16 20:44
【夜中の足音】
私は都内で一人暮らしをしている販売員なのですが
仕事柄会社員の人と休日が違うので、日曜日の夜はこうして夜更かしをして、
月曜日はお昼ぐらいに起きるという生活をしています
だけどこのマンションに住んでいる住人の多くは、普通の会社員らしく
日曜の夜は静まり返っています
最近気がついたのですが、3時になると徘徊する人がいるようで
マンションの廊下をするような音が響くことがあります
私の部屋の間取りは、玄関の隣にバストイレがあり
バストイレの小窓が玄関にならんでついているというそんな感じです
最初は「新聞配達じゃないのかな?」と思っていたのですが
新聞配達は、もうすこし夜が明けてからですし
「早朝トレーニングかな」とも思っていたのですが、
重いあしどりで引きずるように歩く人がトレーニングするとは思えず
リハビリかもしれないなということで、自分の中では納得していました
けれど妙に引っ掛かっていたのです
何故深夜三時なんだろうと
月曜日が定休なのですが、月に二回木曜日が休みなので
徘徊者が水曜日も徘徊していることはわかっていました違和感を感じるのは、歩き方です
ズッズッズッ と足を引きずっているのに妙にその速度が早いんです
その音は私の階の行き止まりまで行って、もどってくることはありません
私の部屋の前を通らないと、エレベーターも階段も使うことができません
つまり、この階の一番奥の部屋が徘徊者の部屋だということになります
ですが、もう一年以上前から最奥の部屋には誰も住んでないんです
そのことに気がついてから、あの足音を聞くと眠れなくなってしまうのです
今日は何故か私の部屋の前で数秒足を留めてから、奥の部屋に歩いていきました
今引越を考えているところです
編集
削除
コピー
[
187
]
はっしー◆FA//69upcU
2022/11/16 20:43
【赤ちゃんって何か見えてる?】
皆さん、幽霊やおばけといった類のものを信じますか?
私は信じています。実際に見たことはないんですけどね。
ただ、私のまわりでは、色々な体験をされた方がおられます。そう言った方からお話を聞くと、やっぱりいるんだろうな…と思います。
ペットや赤ちゃんを見ていてもそうですね。
何もないところをじーっと見たり、笑いかけたりします。
何があるの!?とびっくりすることもあります。
実家で飼っていた猫も、たまに部屋の角を見て「フーッ」と威嚇するような声を出していました。
猫なので、単に虫にビビッただけなのかも知れないですけど…。
最近、小さいですが背筋がゾッとした出来事をご紹介します。
先日、義理の姉と姪(10ヶ月)と私の3人である通りを歩いていました。
繁華街の外れにある、屋台がある通りでした。
それなりに有名な屋台なので、お客さんは沢山いるのですが、その屋台を過ぎるとまた少し寂しい雰囲気になります。
その屋台の前を通りかかった時、普段誰かとすれ違うと愛想をふりまく姪が静かにベビーカーに乗っていました。
屋台の端まで来た時に、急に姪がベビーカーから身を乗り出し手を振りました。
義理の姉は「あらあら、そこには誰もいないよー。何がいたの?」と姪に話かけていました。
私はその辺に住んでいるので、ビックリ!人通りの多いところに差し掛かってから義理の姉に声をかけ
「屋台の明かりで見えづらかっただろうけど、あの屋台の後ろはお墓なのよ」
と伝えました。
姉は引きつった表情で、心なしか歩くペースが早くなったように思います。
編集
削除
コピー
[
186
]
はっしー◆FA//69upcU
2022/11/15 23:37
【異常な雰囲気で佇むおじさん】
短いし話だし、害はなかったけども怖い話。
ウチでは犬を飼っていて、夜寝る前には庭に出しておしっこをさせてから寝るようにしてるんだが
その日は結構な量の雨が降っていたが、寝ションベンされてもたまらんので
いつも通りおしっこさせに一緒に玄関から庭に出たらウチの犬がいきなり家の中にUターンしてきた。
滅多にないことだったので俺だけ外に出て何があったか確認してみたら
家の裏手の空き地を挟んだ向かいの道路にスーツを着たおじさん?が異常な雰囲気で傘をさしてこっち側をぼうっと見て佇んでいた。
自然と、眼を離したらいけない+大声を上げてはいけない気がしたので
目線はおじさんに向けたまま手探りで玄関を開けて親を呼んだ。
んで親父に確認してもらって、親父も「あれは不審者だ」と言って母親に110番させて、親父自身は玄関からそいつの監視
俺は家を出て裏手に回ってそいつに声をかける、ってことにした。
んで裏手に回って声をかけようとしたらそいついないの。だもんで親父に電話して「いなくなってるよ」と言ったら
「瞬きしたらいなくなってた」って言われた。まぁ正直親父が適当に監視してたんだろと思ってたからここまでは然程怖くなかった。
でも道路を見たらめちゃめちゃ怖くなった……そいつが立ってた場所だけ、コンクリが円形状に殆ど濡れてなかったから。
直前までそこにいたという事実と、いつからそこに立っていたのか?っていう疑問が俺のみならず家族を震え上がらせた。
まぁこの後自分が寝る前に、窓からふと家の裏手を見たらまた同じ場所にそいつが立ってて泣きたくなったね。
結局この時は目を離した一瞬で消えてそれから現れないし害もなかったけど、まぁあの佇んでるだけってのが余計に怖かった。
編集
削除
コピー
[
185
]
はっしー◆FA//69upcU
2022/11/15 23:35
【コンビニで夜勤のアルバイトをしていたときの話】
コンビニで夜勤のアルバイトをしていたときの話
入って3ヶ月くらいのある晩
同じ夜勤の人間でその日は深夜1時に上がる予定だった先輩が
「今日は明け方まで残ってもいいかな?」と私に訊いてきた
ウチの店は深夜1時までは二人制、1時から翌朝6時までは一人での勤務になる
「べつに構いませんけどどうかしたんですか?」
その日は特別な仕事も無く残業をする理由などないはずだ
「仕事じゃないよタイムカードももう切ったしね、ただ事務所に居させてくれればいいんだ」
レジ内の扉の先にある狭い事務所
横に長いスペースに事務用のパソコン机、更衣室、在庫品用の保管棚が並んでいる
二人がなんとか通り抜けられるような部屋、そんな場所にあと3,4時間も居たいというのだ
「先輩の家すぐ近くでしたよね?歩いて5分くらいの、鍵でも失くしました?」
私が尋ねると先輩は苦笑いを浮かべてこう言った
「ちょっと確かめたいことがあるんだ、笑わないでくれよ」
先輩の話によると
一人で夜勤をしている際、事務所に居ると誰もいないはずの店内から「すみません」と声をかけられることがあるという
来客を知らせるチャイムが風や振動などで誤作動を起こしたり、逆に人が入ってきても鳴らないということはたまにあることなので
「はーい、お待たせ致しましたー」とレジ内の扉から店に出ると
店には誰もいない
また別の日、事務所で作業中「すみません」と声をかけられ
今度は扉近くの事務机で作業をしていたため、すぐさま店に出るがやはり誰も居ない
さらに別の日またしても聞こえてきた「すみません」の声に素早く防犯カメラのモニターを見るも
店内はもちろん店のすぐ表を映しているカメラにも誰も映っていない
こんなことが週に1,2度はあるのだという
「キミはそんな経験ない?」
先輩は最後にそう尋ねてきた
自分も週に2回ほど夜勤をしているがそんな事があった覚えはない
私が首を横に振ると先輩は「そうか…」と再び苦笑いを浮かべて「とにかくよろしく頼むよ」と事務所に入っていった
それから二時間が経ち深夜3時
その日は来客もほとんど無く、先輩の協力もあって作業も早々に片付き私たちは事務室でお喋りをしていた
珍客話が盛り上がり私がのんきにも先輩が残っている理由を忘れかけていたそのとき
「すいません」
自分のすぐ後ろ、店内へと続く扉の向こうから声が聞こえた
先輩の話を思い出した私が先輩を見ると
モニターを見ていた先輩は私の視線に気づき首を振る
やはり誰も映ってはいない
内心焦りながらも私が「レジ近くにもカメラの死角ありますし一応確認してきますね」と店内に出るために扉に手を伸ばすと
「待て!!」
先輩が突然声を張り上げた
驚いて硬直した私に先輩は「これ…」とモニターの一部を指差す
先輩の指差す場所
モニターに映ったレジ内部
防犯カメラの死角ギリギリに映る事務所への扉の下半分
そこに黒く長い髪と女の足が映っていた
それも立っているのではない
カメラに映った部分からその女の状態を考えると壁にしがみついているのだ
壁に張り付いているような女の足
そして膝から上を覆い隠している長い髪
モニターにはそこしか映っていない
私は振り返れなかった
自分のすぐ後ろの扉のちょうど私の胸元から頭頂部くらいまでの位置にある一辺50センチメートルほどの正方形の窓
マジックミラーになっていて向こう側からは覗けないはずのこちらを女が見ているような気がしたからだ
「消えた…」
先輩の一言に我を取り戻すとすでにモニターの中には誰も映ってなかった、今度こそ本当に誰も
その後、私は先輩に頼み込み私の勤務終了まで残ってもらうことになった
それから月末までの半月間、私は内心怯えながら勤務にあたったが
その後例の声を聴くこともモニターにあの女が映ることもなかった
そして翌月、先輩が店を辞めた
気になってオーナーに話を聴くと
私とともにアレを見た次の日の晩、オーナーから防犯カメラの録画した映像を見る方法を訊くと翌朝には辞めさせてほしいと言い出してきたのだという
「なんなんだろうねぇ、悪い事をしてたわけじゃないとは思うんだけど」
不思議がるオーナーから録画した映像の見方を聞き出すと私は一人になってすぐにその映像を観た
「ああ…」
私は合点がいった
それは先輩が残っていった日より前
先輩が一人で夜勤をしていた晩
誰も居ない店内からの声に応えて店に出る先輩が映った映像にやはりソレも映っていた
カメラの死角ギリギリの事務所への扉、その壁にしがみついているかのような女の足と髪
そして扉が開き先輩が出てくる
その女を通過して…
きっと先輩もこれを観たのだろう
モニターを元の状態に戻し、私は次のバイト先を探すことを決めた
結局その後、大学を卒業するまでの2年間その店で夜勤を続けることになったのだが
その間オーナーや後輩たちにそれとなく聞いてみたが変なモノを見聞きした人間は誰もいなかった
アレはいったい何だったのか
元々先輩に憑いていたものだったのか
あるいは先輩に付いていったのか
見えないだけ聞こえないだけで今でもあそこにいるのか
もう私にはなにもわからないのだった
編集
削除
コピー
[
184
]
はっしー◆FA//69upcU
2022/11/15 23:33
【女の人が立っている 視界にずっと入ってる】
もうだいぶたつし時効だと思うので
怖くないかもしれんが俺が唯一体験したことなんだが
当時付き合って1ヶ月ぐらいの彼女がいて彼女のアパートに泊まった時の話し
彼女は都内和室の一部屋しかないアパートに一人暮らししてた
隣の建物が近いから日中でもカーテン閉めてれば凄く暗い部屋だった
彼女は朝から仕事があったので、まだ寝てた俺をおいて出かけていった
いってくるねって言ったのに対し、いってらっしゃいと返事した後、そのまま二度寝に入った
しばらくして、誰かが部屋にはいってくる気配がした
俺は彼女が帰ってくる夕方まで寝てしまったんだと思って、お帰りっていいながら起きようと上半身を起こそうとした
その瞬間、上半身を起こしたままの状態で金縛りにあい、なんともいえない恐怖感が沸き上がってきた
部屋に女の人が立っている
怖くて目は会わせられないけど
視界には入ってるからはっきりわかった
顔を背けて布団に隠れたい気持ちだけど金縛りで背けることもできない
視界にずっと入ってる
怖くて絶対に目線なんて合わせることはできない状況だった
長い黒髪で白いワンピースを着た女性が、立ったまま少し距離をおいて、ずっと俺を見てた
視界に入ってるので
そのぐらいのことはわかった
俺はこういう状況になったら指先から動かすと金縛りが溶けるって聞いたことがあったので、がむしゃらにそれをしようとしてたんだが、全く動かなかった
お経も唱えてみようとしたが、声が出ない
力づくでおもいっきり声を出しながら起きた瞬間、金縛りが溶けた
女性は消えていた
あわててカーテンを開けると、外は明るく、まだ昼間だった
怖さからテレビをつけたけど、部屋にいたくなかったし、誰かに会いたかったのですぐ部屋を出てコンビニに行って、少し落ち着いたところで、近くのファーストフードに行った
彼女に電話して、帰りにそこで彼女とあって、今日起きたことを全部話した
そしたら彼女が、「あぁ」って言うんだよね
どういうことかと聞いたら
彼女は少し霊感があるらしく、白いワンピースを着た女性が、たまに見えてたらしい
最近来てなかったので、久しぶりに来たら、知らない人が寝てたから、びっくりしたんじゃないかと言った
悪いものじゃないから大丈夫って
他にまずいのも来ることがあるとも言っていた
マジで洒落になってなかった
あれ以来不思議体験はしていない
起きた時に無理やり声を出したから、喉に凄い痛みがあって、寝ぼけてたとは全く思えなかった
今思うと、なんだったのかわからないが、もう二度と起きないでほしい
編集
削除
コピー
[
183
]
はっしー◆FA//69upcU
2022/11/14 23:40
【夏の不思議な思い出】
高校2年位の夏休みだったと思う。
俺は彼女の家で映画を見てた。
本当は動物園行く約束だったんだけど、外がめっちゃ暑くて俺が我儘言って
取りやめた。
彼女の家の近くのレンタルビデオ屋で恋愛物のビデオ借りてソファーに寝っ転がりながら
見てた。クーラーの気持ちよさと、ソファーの寝心地の良さで眠くなった。
気が付くと家の前にいた。いや、俺は彼女の家にいる筈。
つまり、夢を見てるんだって分かってた。
初めて夢だと認識しながら夢を見るって体験をした。
「これは夢だ」って思うと、夢の世界がグニャグニャって成って吐き気がする。
何て言えばいいのか、言葉に表現し辛いけどすっげー変な感じ。
そんなこんなで家の中に入ってみる事にした。
門を開けて、玄関まで行って普通に扉を開ける。
真っ直ぐな廊下の先に台所がある。そこに、かーちゃんもいる。
右手に階段がある。
「ただいま」って言ってみると「おー○○。もう帰って来たん。」
その時めっちゃ眠くなった。夢の中なのに眠くなるって変だけどなw
「眠いから、夕飯になったら起こして。」って言って、階段を上がって
自分のベッドに横になった。
そしたら目が覚めた。勿論彼女の家。もう夕方だった。
彼女は不機嫌。一人で借りてきた映画3本も観終わったらしい。
そりゃ怒るよなw
丁度彼女の両親が帰ってきて、「夕飯食べていけ」とかいう誘いを適当に
断って家に帰った。
門開けて玄関の扉開けて。
やっぱり、かーちゃんがいるw
意味は無いけど、無性に面白くなったw
かーちゃんは、キョトンって顔してる。
「ごめんごめん、特に意味は無いんだ。思い出し笑いだよw」
「そうじゃなくてあんた。いつ出掛けたの。さっき二階いったっきり降りて来んかったでしょ。」
え?って思った話でした。
俺が寝ぼけながら彼女の家から自宅に帰って、また彼女の家に戻ったの?って思ったけど
彼女は俺の横でずっと映画見てたらしいです。
怖い話じゃないけど、夏の不思議な思い出でした。
編集
削除
コピー
[
182
]
はっしー◆FA//69upcU
2022/11/14 23:38
【あの頃俺は】
30年ほど前の話なんだ。
あの頃俺は、アウトドアが大好きだった。
バブルの余韻で激増した、にわか好きじゃない、本物志向だ、
今思えば恥ずかしい思考だが、俺はいささか意地になって、
ホンモノのアウトドアの達人を目指していた。
さて、ホンモノとなるため、俺が考えたのは、本に無い情報の収集だった。
誰も知らない絶景が見られる穴場や、誰も行かない山奥で桜の咲き誇る
秘密のお花見スポット、宿も何も無い森の奥に湧き出ている温泉等々、
そういう場所を知っている事に、一人優越感を感じ、満足していた。
そういう場所を知る為に、休みになると一人自然に分け入っていた。
ある時俺は、山深い場所で、県道から林道への入り口を探していた。
林道は一向に見当たらず、やがて谷合に小さな川が見えた。
地図上に川は無い、地図上の地形を読んでも、川は近くに無い筈だ。
つまり迷った。まあ、よくあることだ。
林道探しに戻っても良かったが、小川に何となく興味が湧いた。
トレッキング用の靴に履き替え、下り口らしき所から川原に降りてみた。
割と水量はある、澄んだ水だ。チラと魚の影がよぎる。
上流に淵らしき広がりが見えたので行ってみると、いるいる!すごい数の魚影だ。
またスゴイ場所を発見した感慨に浸っていると、さらに上流から重々しい音が響いてくる事に
気付いた。やった滝だ。
これはまたまためっけもんかも?興奮しながら沢登りを開始、10分程で割合大きな滝が見えてきた。
落差10m程、水量も見事、滝つぼ周りは広い河原になっていて、キャンプに最高!
恐らくここは○○山の南西か等と考えながら、ふと滝を見上げると、人がいた。
滝の上から人が身を乗り出して下を見てる。
修験者の様な白い服に長い髪、年齢や性別はよく分からなかった。
突然、その人が滝から落ちた。
俺は、驚いて滝に駆け寄ろうとしたが、その時誰かにガッシリと右肩を掴まれた。
驚いて右を見ると、大きな体格の爺さんが俺の肩を掴んでいた。
「動くな」爺さんはそれだけを言った。その目は滝の上をじっと見つめていた。
俺もその視線を追って、再び滝の上を見上げると、何とまた修験者がいた。
しばらく下を見て、また滝つぼに飛び降りた。
恐ろしくなり、爺さんにこれは何だと聞こうとしたが、爺さんは消えていた。
周囲を見回したが、誰も居なかった。俺は恐ろしくて震えた。
まだ日は高かったが、それでも恐ろしかった。
俺はきびすを返して川を下った。背後はまったく振り返らなかった。
そして、アウトドアの趣味も捨てた。あれから20年になる。
編集
削除
コピー
リンクまとめホームページ
前のページ
次のページ
/10
書く
更新
検索
↑
スレッド一覧
日間
週間
月間
※全て自己責任でお読み下さい※