序章 突発性発進
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どうも名無しです
iPhone ios11.0.2
10/08 20:37
「ここはどこだ…」
重い目をおもむろに開くとそこは見知らぬ世界だった。
俺は何をしていたんだったか、以前の記憶がない。
「今から何をすべきなのか…」
暫しの時間を考えることに使っていると背後から声をかけられた。
「うぃぃいいいいっす」
これは振り向いてはいけない奴だ。そう思った。
「おっ?おっ?俺だよ俺。覚えてなぁーい?」
知るか。覚えてるもんか。
「やはりか…。記憶が欠落してるんだな。」
こいつもしかして何か知っている!?
「ちょっ、お前何かしっ…」
言葉を遮るように目の前に現れた奴は言った
「まあ、おまえ、今からガソリンスタンドに運ばれるただのハイオクだけどな」
えっ…
そういえば俺は体の感覚が変だと思った。
そうだ…俺はハイオクだった…。
俺こそハイオクの中のハイオクのハイオクおっきゅんだった…。
「俺こそはぁあああああああああ、ハイオクの中のハイオクの中のハイオク!ハイオクおっきゅんんんんんん。いえええええええええええええええい。おっおっ!どうだい!?ハイオクに人間界を支配される気分はどうだい!?ちょおおおおおおお気持ちいいっすわあああああああ。」
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どうも名無しです
iPhone ios11.0.2
10/24 22:37
第2話 エスケイプ
この場から離れるという方針は決まった。しかしそう易々と目の前の男が見逃してくれるはずがない…。時間的にどのくらい経ってるのかはわからないが喧嘩を売って気絶させられたばかりだ。それで記憶を失ったものだから笑えるはずもない。こいつは俺を「ガソリンスタンドに運ばれる」と言った。つまりはこいつは俺を逃がすつもりはないのだろう。さあどうやって逃げようか…。
万事休すかと思いきや俺は横を通る’’あるもの’’を見た。
(これだ!!)
「全て思い出したわ田中。俺はハイオクだったよ。」
「おお、思い出したか。俺のせいで記憶失ったとかなら罪悪感ハンパないからな。安心したわ。だが俺はある人からお前を連れてくるように頼まれてるんでな、逃がすつもりはない。すまないとは思うがな。」
「へえ…。お前がそう思ってるなんてな…。で?そのある人って誰だ?」
時間を稼ぐ。出来るだけ時間を稼ぐ。
「ガソリンスタンドの店長だよ!」
「俺はあそこに戻る気はねえ!」
もうすぐだ。もうすぐ狙っていたものがくる!
「戻る気は無いなら力ずくで俺を超えていけ!俺もこんなことは本当はしたくはないんだ。」
きた!!!
「じゃあ遠慮なくそうさせてもらう!!!」
「なっ!?」
俺は’’あるもの’’に掴まった。そう…、チンチン電車だ!!!
「はっはああああああああああああ!チンチン電車ばんざああああああああああああああああああああああああああああああああい!」
こうして俺は危機を脱した。俺はチンチン電車に掴まって太陽の光の方へと進む。これから俺がしようとしてる人間界侵略のための第一歩を踏み出したのであった。
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どうも名無しです
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10/24 15:52
第一幕 人の世界編
第1話 ザ・オリジネイティング
そうだ思い出したんだ。
俺はハイオク。ハイオクおっきゅん。変な名前だと思ったか?
俺は気に入ってるんだがな。
さて、ついでに目の前のやつの名前も思い出した。 こいつの名前は田中だ。 田中圭吾。 ふん、まったくどこにでもいそうな名前だ。
しかし、こいつはこの世界の型にはまっていない。 つまり規格外なやつだ。 澤田組第53代目組長であり、ガソリンスタンドまでガソリンを運ぶトラックの運転手でもある。はたまた縄跳びのあやとび世界記録保持者でもある。だが、それだけではない。こいつは"世界ランク2位"だ。それだけでは分かりづらいか。 言い換えれば人間の中で2番目に強い。つまりは化け物だ。 なんでも澤田組組長になるために縄跳びを頑張ったり、チェンソーでジャグリングをしたり、そうするうちに今のような強さに至ったらしい。元世界ランク2位だった澤田剛を押しのけてだ。並々ならぬ努力の結果だろう。つまりは努力の化け物だ。今の俺ではおそらく勝てない。取り敢えずこの場から離れて俺も鍛えるしかないな。そこからが俺の物語のスタートだ!!!
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重い目をおもむろに開くとそこは見知らぬ世界だった。
俺は何をしていたんだったか、以前の記憶がない。
「今から何をすべきなのか…」
暫しの時間を考えることに使っていると背後から声をかけられた。
「うぃぃいいいいっす」
これは振り向いてはいけない奴だ。そう思った。
「おっ?おっ?俺だよ俺。覚えてなぁーい?」
知るか。覚えてるもんか。
「やはりか…。記憶が欠落してるんだな。」
こいつもしかして何か知っている!?
「ちょっ、お前何かしっ…」
言葉を遮るように目の前に現れた奴は言った
「まあ、おまえ、今からガソリンスタンドに運ばれるただのハイオクだけどな」
えっ…
そういえば俺は体の感覚が変だと思った。
そうだ…俺はハイオクだった…。
俺こそハイオクの中のハイオクのハイオクおっきゅんだった…。
「俺こそはぁあああああああああ、ハイオクの中のハイオクの中のハイオク!ハイオクおっきゅんんんんんん。いえええええええええええええええい。おっおっ!どうだい!?ハイオクに人間界を支配される気分はどうだい!?ちょおおおおおおお気持ちいいっすわあああああああ。」