ほむら「あなたをさらいに夜がくる」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2020/09/13/22:28
夜の見滝原
ほむら「……………」
ほむら(今回の時間軸、今までの時間軸と比べて魔女の数が少ない)
ほむら(当然ストックできるグリーフシードの数も少なくなるわけで、このままじゃ今回もワルプルギスの夜を越えられない…)
ほむら(見滝原中学への登校は明日。今夜のうちに、一つでも多くのグリーフシードを集めないと――)
よまわりさん「……………」ぬっ
ほむら「何!?」
ガバッ
『魔法少女まどか☆マギカ』×『夜廻シリーズ』
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2021/04/18/22:21
目的の公園
道ふさぎたち「……………」カサカサカサ
杏子「あ〜あ〜、公園のまわりを集団で回ってやがる…」
マミ「これじゃあ帰れないわね…」
ハル「さやかお姉ちゃん、大丈夫?」
チャコ「くぅーん」
さやか「う、うん。むしろ、一人であいつらから逃げるなんて状況にならなくてよかったよ」
杏子(にしても、珍しいな。こいつらが群れで積極的に動くなんて…)
―ヴヴン
杏子「! 出やがった!」
沙々「はい、出やがりました」ニヤリ
ゲルトルート「……」
エルザマリア「……」
マミ「本当に魔女を従えているのね」ゴクリ
杏子「」サッ
檻 < ガシャーン
さやか「え、何これ!? 閉じ込められたんですけど!」
ハル「マミお姉ちゃん、ほむらお姉ちゃん、杏子お姉ちゃん!」
チャコ「わんわん!」
杏子「死なれたら困るからその中で大人しくしてろ。ハル、絶対にコトワリさまを呼ぶんじゃねーぞ!」
ハル「う、うん!」
さやか(万が一に備えて、バックにバット入れて持ってきてたんだけど……やっぱり無意味だったか)
沙々「相変わらずお優しいことですねぇ、杏子さん」
杏子「ああ、だから今までおまえにも情けをかけてきた」
杏子「…間違いだったみてえだな」
沙々「私の性格をご存知ならわかるでしょう? 情けをかけること自体が間違いなのですよ」ニタァ
杏子「上等だ。今日こそテメーの性根叩き直してやる!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2021/04/18/22:21
パァン!
杏子「おおっと!?」
沙々「おや」
マミ「……」シュウウウ~
マミ「あ、あれ?」
さやか「マミさん!? 何で杏子に向けて発砲を!?」
沙々「これは予想外。操れたのはそこのおっぱいさんだけでしたか」
マミ「えー!? 私操られてるのー!?」ガビーン
さやか「マミさーん!?」
ハル「そんな…!」
チャコ「わん!」
杏子&ほむら((やっぱり))
沙々「まあいいでしょう。あなたたち、やってしまいなさい!」
ゲルトルート「!」バッ
エルザマリア「!」バッ
マミ「いやー! 体が勝手にー!」ジャコン
マミ「私のことは気にしないで! まとめて倒しなさい!」
ほむら「最初っからそのつもりよ」ガシャン
マミ「えっ、何でマシンガン!?」
ほむら「蜂の巣」キリッ
マミ「えーーー!!?」
ほむら「(今までのループからくる)積年の恨みー!」ドドドドド!
マミ「身に覚えが無ーい!!」
杏子「間違ってもソウルジェム撃ち抜くんじゃねーぞー」
杏子「さーて…」
杏子(狙うのは沙々一人。そうすりゃあ魔法が解けてマミ、ほむらと三人で魔女を倒せるからな)
杏子「行くぞ、分身魔法!」ヴヴン
沙々「相変わらず、どれが本物かよくわかりませんねぇ」
杏子「これで手数はこっちの勝ちだ。今回もあたしの勝ちなんじゃねーの?」
沙々「……………」
杏子「返事無しか。じゃあな!!」ブンッ
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2021/04/25/22:24
ガキィッ!
杏子「何っ…!?」
凶悪なお化け「ゲッゲッゲッゲッゲッ」
ブンッ
杏子「うおっ!」ズサッ
さやか「杏子!」
杏子「大丈夫だ! だが…」
凶悪なお化け「ゲッゲッゲッゲッゲッ」
化け犬「ワン! ワン!」
タイヤ輪入道「……」メラメラ
泥のお化け「……」ドロドロ
杏子「こいつら…!」
ハル「お化けが、あんなにたくさん…!」
チャコ「ぐるるるるる…!」
沙々「残念、手数では私の勝ちのようです」ニヤニヤ
杏子「てめぇ、まさか…!」
沙々「あなた、言いましたよねぇ。お化けには基本、どんな魔法も通用しないと」
沙々「ですがそれは、裏を返せば『例外がある』ということ」
沙々「私が『例外』です」ニタァ
杏子「っ…!」
杏子「キュゥべえはおまえのことをコトワリさま対策だって言ってた」
杏子「おまえ、まさかコトワリさまを!」
沙々「ご明察。私の目的はコトワリさまを支配下に置くこと」フフン
沙々「今まで過小評価されてきたこの私が、神を超える存在となるのです!」
ハル「そんな…!」
さやか「そんなことできるの!?」
沙々「信仰を失った神など、お化けや妖怪と大差ありませんからね。人間からの畏怖こそが、彼らにとってもっとも必要なもの」
沙々「その畏怖が信仰へと転じたのが神なのですよ。実際、コトワリさまとやらは初見で神と思えるような姿ではないのでしょう?」
さやか「いや確かに最初は赤いヨシエかと思ったけども!」
ハル「ヨシエ?」
チャコ「ワン?」
杏子「この罰当たりが…!」
沙々「さあどうします? 頼みの仲間は同士討ち中。あなた一人で魔女、使い魔、お化けの相手をしなければなりません」
沙々「あぁ、まだ『神頼み』がありましたね。なにしろあなたは巫女なんですから」
沙々「コトワリさまを呼びなさい。さもなければ、あなたは死にますよ」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2021/05/06/22:35
杏子「この下衆野郎がっ! 神様を何だと思ってやがる!」
杏子「てめえみてえなヤツがいるから、あたしやハルみたいな思いをするやつが出るんだろうがぁ!!」バッ
さやか「杏子! 突っ込んだら危ないって!」
ハル「杏子お姉ちゃーん!」
ほむら「さっさと正気に戻りなさい巴マミー!」ドドドドド!
マミ「戻ってもすぐに戦うのは無理じゃないかなぁ…」グチャア…
※一方的に見えますが、こうでもしないとマミさんに全滅させられる可能性大なのでしょうがない。
杏子「うおおおおお!!」
沙々「やれやれ……自棄を起こすとはあなたらしくもない」
沙々「やっておしまいなさい」スッ
お化け軍団『――!!』バッ
魔女×2『――!!』バッ
よまわりさん「!!」ガバァッ!
杏子「おうん!?」
お化け軍団『――!?』ドゴーン
魔女×2『――!?』ドゴーン
ハル「よまわりさんが杏子お姉ちゃんを捕まえて魔女とお化けを吹っ飛ばしたー!!」
さやか「グッドタイミングだよ、よまわりさん!」
沙々(ちっ。思ってたより早かったですね)
よまわりさん「……………」
ポイッ
さやか「ん? 杏子、と…?」
モブ魔法少女A「」チーン
モブ魔法少女K「」チーン
ハル「誰、かな…」
沙々「私や杏子さんと同じ風見野の魔法少女ですね」
沙々「よまわりさん、わざわざ連れてきたんですか?」
よまわりさん「……………」
ズザァ
ハル「え! よまわりさん!?」
さやか「どこ行くのー!?」
沙々「( ゚д゚)」ポカーン
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2021/05/06/22:36
さやか「〜っ! 何しに来たんだよあの誘拐犯!」
杏子「いてて……いや、助かった!」
杏子「おい、おまえら起きろ!」
モブ魔法少女A「うーん……あれ? ここは…」
モブ魔法少女K「私たち、よまわりさんにつかまって…」
杏子「しっかりしろ! 魔女もお化けもいるぞ!」
モブ魔法少女AK『ええっ!?』
エルザマリア「!」シュルルッ
モブ魔法少女K「う!?」ギシッ
モブ魔法少女A「K!」
ゲルトルート「!!」バッ
モブ魔法少女A「うわ…!」
グシャア!!
ハル「ひ…!」
さやか「ハルちゃん、見ちゃダメ!!」
沙々「かわいそうに。よまわりさんにつかまらなければもう少し長生きできたでしょう」
杏子「…なあ、沙々」
沙々「はい?」
杏子「おまえ、あたし以外の風見野の魔法少女がどうやって戦うか知らねーだろ」
沙々「――そう言われてみればそうですね。私が問題を起こせば必ずあなたが来て叩きのめされました」
杏子「いい機会だ。見せてやるよ、そいつらの戦い方!」
ザクザクザク!
エルザマリア「!?」
モブ魔法少女K「アオーン!!」バッカーン!
さやか&ハル『オオカミー!?』
マミ「ライカンスロープ!?」
ほむら「普通に人狼って言いなさいよ」
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灰色ねこ◇4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◇4aH6a11ZwA
2021/05/06/22:36
杏子「K! そっちの触手の魔女は任せた!」
モブ魔法少女K「わかった!」
杏子「そっちの植物っぽい魔女はAが倒してくれ!」
モブ魔法少女A「はーい…」フラフラ
さやか&ハル『生きてるー!?』
ほむら「バカな……あのダメージをこんな短時間で…!」
ほむら(この回復力、さやか以上だわ!)
エルザマリア「っ!」シュルルッ!
モブ魔法少女K「私の爪に――」
モブ魔法少女K「引き裂けないものはなーい!」ズバァッ!
エルザマリア「アアッ!?」ザクゥ!
モブ魔法少女A「張り切ってるねえ……じゃあ、私も」
ボゴォン!
さやか「地面から茨が生えてきた!」
モブ魔法少女A「魔女さん、茨は好き? 血のように、真っ赤な真っ赤な茨…」
モブ魔法少女A「行っけー!」
グオッ ドシーンドシーン!
ゲルトルート「ギャアアアアア!!」
さやか「うわ、ポケモンのパワーウィップみたい…」
沙々「何がどうなって…!?」
杏子「魔法だよ。あいつらの」
杏子「Kは見ての通り人狼になれる。防御は分厚い毛皮に任せて、ひたすらその爪で引き裂く」
杏子「Aは自分の血を介して茨を操る。他にもいろいろできるけど説明するのが面倒くさいから割愛だ」
沙々「なるほど。確かに強力な魔法のようですね」
沙々「では、次は彼女たちを操りましょうか」
杏子「はったりはよせよ。そんな余裕ねえだろ?」
杏子「ただでさえ複数の魔女にお化け、おまけにマミまで支配下に置いてんだ。目的がコトワリさまなら、魔力を温存しておきたいよなぁ?」
沙々「――あなたたち、そいつを黙らせなさい!」
凶悪なお化け「ゲッゲッゲッゲッゲッ」
化け犬「わーん!」
タイヤ輪入道「!」ゴロゴロ
泥のお化け「……」ドロドロ
杏子「しゃっ!」ヒュッ
凶悪なお化け「ギャン!?」ジュワッ
沙々「!?」
杏子「巫女なめんな。祓うことくらいわけねえよ」お札ピラッ
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2021/05/16/22:12
QB「これは予想外だ。まさかよまわりさんが他の魔法少女を連れてくるとは」
QB「沙々の魔法の餌食になることを嫌ったか。それとも自分が出る幕じゃないと判断したか」
QB「やはり君には、理解が及ばないよ。よまわりさん」
エルザマリア「――!」シュルシュル
モブ魔法少女K「女の子が触手に弱いだなんて――」バッ
モブ魔法少女K「誰が決めたぁーーー!!」ズドン!
エルザマリア「ギャアアアアア!!!」
グリーフシード<カラン…
モブ魔法少女K「ウオオォーン!」
ほむら「激しく同意ね…」
マミ「他にもオークとか催眠とか媚薬とか……男の人ってどうしてあんな自分に都合のよすぎる妄想が好きなのかしら」
さやか「マミさん、魔法解けてません?」
マミ「だいぶ魔力の流れが読めてきたわ。もう少しで解除できると思う」
モブ魔法少女A「出てきて、巨人さん!」
巨人「……………」ゴゴゴゴゴ
さやか「一頭身だー! しかも言うほど大きくないし!」
ハル「しっとりしてそう」
巨人「!」ドゴォ!
ゲルトルート「ギャアアアアア!」
ドゴッ! ドガッ! バキッ!
さやか「一方的にボコボコにしてる! こりゃあ勝ったわ!」
杏子「沙々、謝るなら今のうちだぞ?」
沙々「……………」
沙々「――くふっ」
沙々「あははははっ!」
杏子「何がおかしい!?」
沙々「切り札は最後までとっておくもの。これをご覧なさい」パチン
ロベルタ「――」シュッ
まどか「出して! 出してったらー!」ドンドン
さやほむ杏『まどかーーー!?』
マミ「鹿目さん!」
ハル「まどかお姉ちゃん!」
モブ×2((どちら様?))
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2021/05/23/22:11
まどか「あ、みんな!」
さやか「何でそこにいるのよ!?」
まどか「この子、私の家に入ってきたの!」
沙々「魔女の結界のちょっとした応用です」フフン
沙々「さて――全員動くな! 少しでも妙な真似をすれば」
沙々「まどかさんを押し潰します…」ニタァ
杏子「くっ…!」
さやか「卑怯だぞこのゲス野郎!」
ほむら(時間停止で魔女だけ倒す? ダメ、まどかと魔女が近すぎて巻き込んでしまう! いったいどうすれば…!)
沙々「早くコトワリさまを呼びなさい。私は、気が短いんですよ」くふふ
ハル「…!」
さやか「へーんだ! コトワリさまは、ハルちゃんが持ってるハサミが光ってる時にある言葉を口にしないと出てこないんだよ!」
ハル「さやかお姉ちゃん、実はさっきからずっとハサミが光ってるの…」ピカー
チャコ「くぅーん…」
さやか「えー!?」
沙々「ほほう。では、その『ある言葉』とやらを教えてもらいましょうか」
まどか「言っちゃダメ! 私に構わないで彼女を止めて!」
沙々「お静かに」パチン
ロベルタ「」グググ…
まどか「縮んできた!?」
さやか「まどか!」
マミ「鹿目さん!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2021/05/23/22:11
「もういやだ!!」
ハル「――え?」
ジョキン
ロベルタ「ギャアアアアア!!」
グリーフシード<カラン…
コトワリさま「……………」ギラァッ…
まどか「…そんな、どうして」
まどか「ほむらちゃん!」
ほむら「ごめんなさい……私に、あなたを見捨てることはできないの…!」クッ…
コトワリさま「……………」
ハル「コトワリさま、逃げて!」
沙々「もう遅い! テイム!」バッ
コトワリさま「!?」ギシッ
沙々「くふふ……魔法を通して伝わってきますよ。あなたの人間への怒りが」
沙々「辛かったでしょう? でももう苦しむ必要はありません」
沙々「あなたは私の操り人形となるのですから、もう何も感じない!!」
コトワリさま「ガアアアアアッ!!!」
ハル「コトワリさま…!」
モブ魔法少女K「…人質が解放されたのなら、戦ってもいいわよね?」ジャキン
モブ魔法少女A「巨人さん、お願い!」
巨人「」ズーンズーン
杏子「待て、おまえら! 相手は神様なんだぞ!」
沙々「くふふ♪」クイッ
コトワリさま「!」ギュオッ
ズバッ!
モブ魔法少女K「がっ…!?」
ジョキン!
巨人「!?」ズルッ
モブ魔法少女A「巨人さん!?」
杏子「言わんこっちゃねえ! 一旦引いて、体勢を立て直さねえと…!」
コトワリさま「!」ゴォッ
杏子「っ!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2021/05/23/22:12
マミ「ティロ・フィナーレ!」ドンッ
コトワリさま「!」ボガーン!!
杏子「マミ!」
マミ「足を引っ張ってごめんなさい! コトワリさまは私が引き付けておくから、みんなをつれて逃げて!」
杏子「ふざけんな! おまえも逃げるんだよ!」
マミ「あなたの視界が夜に囚われた時、私は何もできなかった! だから、今度こそ――」
ヒュッ
マミ「」スパン
杏子「マミったぁぁぁぁぁぁ!!」ガビーン
マミ「結局こうなるのねー!!」コロコロ
ほむら「くっ!」カチリ
全員『』カチーン
ほむら(まどかが助かったのならこちらのもの。時間を止めて、いっきに決着をつける!)
コトワリさま「!」グオッ!
ほむら「はっ!?」バッ
ほむら「そんな、動いてる!? こいつもお化けやよまわりさんと同じなの!?」
コトワリさま「ガアッ!」
時間停止解除カチリ
ほむら「このっ!」つ アサルトライフル
ドドドドドッ!
ギンギンギンギンギン!
ほむら「当たらない! ハサミで全て切られている!」
ヒュッ
アサルトライフル < パキィン
ほむら「ちぃっ! これならどう!?」 つ アンチマテリアルライフル
バシュウッ
杏子「公園で何ぶっぱなしてんだー!?」
コトワリさま「……………」シャラン!
バカッ
ほむら「弾が一瞬でサイコロに……化け物め!!」
沙々「化け物ではありません。神様です!」
杏子「くそう……万事休すか…っ!」ギリッ
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2021/05/30/22:28
まどか「ど、どうしよう…!」
さやか「まどか、こっちこっち!」
まどか「さやかちゃん?」
さやか「これ! 万が一を考えて護身用のために持ってきたバット!」
さやか「これであのバカをやっつけて!」
まどか「…うん。わかった!」
トントン
沙々「はい?」
まどか「“少 林 寺 撲 殺
拳” !!!」
沙々「ちょ」
まどか「りゃー!」ボギャオ!
まどか「しゃー!」バカァ!
まどか「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!!!」ドゴドゴドゴドゴ!
まどか「おらぁ!」ゲシッ!
まどか「ちゃー!」ドゴォッ!
沙々「ぎゃらぱー!!?」ズガメゴログシャアアアア!!
まどか「はぁーっ、はぁーっ」
杏子「( ゚д゚)」
ほむら「( ゚д゚)」
ハル「さやかお姉ちゃんが持ってきたバット、役に立ったね!」
さやか「そうだね!」
胸ぐら < ガシッ
まどか「……」グイッ
沙々「あなた、自分が何をしているかわかっているのですか!?」
まどか「それはこっちのセリフだよ! 神様を操ったからって何!? すごいのはコトワリさま! あなたじゃないよ!」
まどか「今すぐコトワリさまを解放して! さもないと学校の屋上から落として更に車ではね飛ばすよ!」
マミ「物凄い物騒なこと言ってる!」
ほむら「どどど、どうなってるのよこの時間軸のまどかはー!?」
杏子「時間軸?」
さやか「転校生、あんたが今までまどかに対してどんなイメージ持ってたかは知らないけど、あの子めちゃくちゃケンカ強いんだよ。小学生の頃、ハチャメチャな先輩に弟子入りしたから」
ほむら「なによそれ!?」
さやか「その気になれば、暴走族を叩き潰すくらいのことはやってのける」
杏子「あ。もしかして『見滝原の酒天童子』ってあいつのこと!?」
さやか「うん」
ほむら「そんな名前で呼ばれてるの!?」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2021/05/30/22:29
まどか「ハルちゃん、この子は私に任せて! コトワリさまを正気に戻して!」
ハル「ええ! 私!?」
まどか「大丈夫! あなたならできるよ!」
まどか「コトワリさまのこと、信じてるんでしょ!」ニコッ
ハル「…!」
ハル「わかった! やってみる!」
ハル「杏子お姉ちゃん、この檻、消して!」
マミ「そんな、危険よ!」
杏子「…わかった。死ぬなよハル!」パチン
檻「じゃあの」シュン
ハル「うん!」
さやか「じゃああたしは退避ー!」サササー
沙々「魔法少女でもないあなたが、私を止められるとでも?」
沙々「片腹痛いですねぇ……あなたも操ってあげましょう!」
まどか「ハンペンゲンコ!」ボカァ!
沙々「がふっ!?」
まどか「残念だけど、あなたの魔法は私には通じない」
まどか「自慢じゃないけど、コンプレックスの大きさならあなたに負けてないからね」
沙々「はぁ!? そんなに強いくせに、コンプレックスなんてあるわけが…!」
まどか「あるよ。どんなに強くても、私が振るえるのは暴力だけ。これは、私が望んだ『力のかたち』じゃない」
まどか「私が目指す『力のかたち』は、みんなを助ける力。それができない限り、私は何もできないのと同じだよ」
まどか「私はバカだ。だから、あなたを暴力でこらしめるんだ!」
沙々(こいつ、イカれてやがります…!)
沙々「ならば魔女を使うまで!」バッ
ゲルトルート「グオオオオ!」
ほむら「あの魔女、まだ生きてたのね! まどかには指一本触れさせ(ry」
モブ魔法少女A「ほいっと」ギュポン
ゲルトルート「」カチーン
ほむら「…はい?」
モブ魔法少女A「私に血を抜かれたモノは、時間が止まるのよ」フフン
さやか「あっちが人狼で、こっちは吸血鬼か!」
ほむら(私の立場が…)ガーン…
モブ魔法少女K「あっちとか言わないでよ…」ヨロヨロ
杏子「大丈夫か」
モブ魔法少女K「何とか治したわ。こんなに時間がかかったのは初めてだよ」
杏子「相手は縁を切る神様だからな。きっと魔力ごと切られたんだろう」
マミ(明日までに治るかなぁ…)グラグラ
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2021/06/04/22:03
ハル「コトワリさま!」
コトワリさま「……………」
ハル「ダムの底に沈んだ村でのこと、覚えてる?」
コトワリさま「……………」
ハル「あの時、私、言ったよね。『あなたなんか怖くない』って」
ハル「今でもそうだよ。もう、あなたは怖くない」
ハル「あなたはいつだって、人間の呼び掛けに応えていた。私の前に現れたのも、私が『あの言葉』を言ったから」
ハル「どんなにおかしくなっても、それだけは変わらなかった」
ハル「あなたは確かに、自分を都合よく扱った人間に怒っているのかもしれない」ゴソゴソ
ハル「でもそれ以上に、あなたは人間が好きなんだ!」つ 藁人形
ハル「あんなやつの洗脳に負けないで!」コト
ハル「――もういやだぁ!」
コトワリさま「!!」
ジョキン!
さやか「おっしゃあああ! コトワリさまがハルの呼び掛けに応えた!」
マミ「洗脳が解けたのね!」
杏子「沙々、これであたしたちの勝ちだ!」
沙々「――」
沙々「どうしてみんな私を見下すの?」
ソウルジェム < パキィッ
ほむら「しまった! ソウルジェムが…!」
まどか「え!?」
◆
QB「ありがとう沙々。君は僕の思い通りに動いてくれた」
QB「他に洗脳能力を持つ魔法少女はいたけど、君なら自己承認欲求を満たすために、必ず神であるコトワリさまに手を出す」
QB「そしてその過程でマミたちと敵対し、魔力を使い果たす」
QB「全て計画通りだ。これで『魔法少女は魔女になる』という事実を突きつけることができた」
QB「君から回収したエネルギーは宇宙の延命のために有効活用させてもらうよ。本当にありがとう」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2021/06/06/23:04
沙々だった魔女「ウオオオオオッ!!」
杏子「何だこの魔女、どっから沸いて出た!?」
ほむら「まどか! 危ないから下がって!」
まどか「う、うん!」シュバッ
さやか「ね、ねえ、あたしの見間違いかもしれないんだけど……この魔女、あいつのソウルジェムから出てこなかった!?」
マミ「私にもそう見えたわ…!」
モブ魔法少女K「今はそんなこと気にしてる場合じゃないでしょ!」ジャキン
モブ魔法少女A「まずはこの魔女を倒さないとね!」シュルッ
コトワリさま「……………」
沙々だった魔女「ゴアガバアアアア!」
ドドドドド…
モブ魔法少女K「うん?」
大量のお化け『――!!』ドドドドド!
モブ魔法少女A「何かたくさん来たー!?」
杏子「札が間に合わねえ…! 速攻であの魔女を倒してくれ!」
ほむら「わかった」カチリ
スタスタスタ
自作プラスチック爆弾 < コト
スタスタスタ
ほむら「ほむ」カチリ
ボッガアァァァァン!!
沙々だった魔女「ギャアアアアアア!!」
モブ魔法少女K「キャイーン!?」ヒュ-
モブ魔法少女A「謎の爆発ー!」ヒュ-
ほむら「あ、ごめんなさい」
グリーフシード < カラン…
大量のお化け『――』ピタ
杏子「ん!?」
大量のお化け『――』ゾロゾロ
杏子「帰っていった…? 何で…」
ほむら「……」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2021/06/06/23:05
パァン!
モブ魔法少女A「え?」ソウルジェム < パキィッ
ドサッ
モブ魔法少女K「A!?」
リボン < シュルッ ミシィッ
ほむら「しまった! また…!」ギシッ
杏子「お、おい! 何すんだよマミ! 洗脳は解けたはずだろ!?」ギシッ
マミ「洗脳……そうよ、さっきの大量のお化けは洗脳されていたのよ、あの魔女に」
マミ「あの魔女は洗脳能力を持っていた。なぜならあの魔女は優木沙々の成れの果てだから」
杏子「ま、マミ?」
ほむら「落ち着きなさい巴マミ!」
マミ「魔法少女が魔女を産むのなら……みんな死ぬしかないじゃない! あなたも、私も!!」ジャコン!
巨人「!」バキィ!
マミ「ぶえーーー!!?」
まどさやハル『えーーー!!?』
杏子「Aの巨人…? ということは!?」
モブ魔法少女A「痛たたた……思いっきり鼻打っちゃったよ〜」
ほむら「何で!? ソウルジェムを撃ち抜かれたのに!?」
モブ魔法少女A「私が不死身なのは、魔法じゃなくて呪いの力だもん。ソウルジェムを砕いても意味ないよ」
QB「ちょっとそれはどういうことかな」
さやか「おわ! いたの!?」
QB「魔法少女が魔女になるというルールを、どうして君はねじ曲げられるんだい? 君の願いから生じた魔法に、そんな力は無いはずだ」
杏子「てめえ、わかってて契約してやがったのか!?」
マミ「そんな……キュゥべえ、私たちを騙して(ry」
QB「質問は後でいくらでも受け付けるから、まずは彼女から答えを聞かせてもらえないかな」ピシャリ
杏子「」
マミ「」
ほむら(こんなに圧がすごいインキュベーター初めて見た…)
モブ魔法少女A「どうしてって、それは…」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2021/06/06/23:06
魔女「それは私が説明しようかね」
ほむら「!?」
QB「バカな、自我を持つ魔女だと!?」
モブ魔法少女K「お母さん!」
『『ゑゑゑゑゑゑゑゑーーーー!?!?!?』』ガビビーン!!
推奨BGM『狂楽の魔女』
魔女「結論から言うと、インキュベーター、おまえさんは人間を嘗めすぎたのさ」
魔女「おまえさんは遥か昔、それこそ人間が猿も同然だった頃からこの星に干渉していた。人類がここまで発展してきたのは、魔法少女の願いがあってこそ。そう言ったね?」
QB「ああ、そう言ったよ」
魔女「発展したのは文明だけじゃなかったんだよ。人類もまた、長い年月をかけて、魔法や奇跡や呪いに適応して進化していたのさ」
魔女「よまわりさんをはじめとするお化けが姿を見せるようになったのも、その進化の過程の産物だよ。神様や妖怪とは違う、現代が産み出した新たな幻想、とでも言おうかね」
魔女「いや、都市伝説、か。それが一番わかりやすい」
QB「ちょっと待ってよ。確かにそう考えればいろいろと筋は通るけど、君とモブ魔法少女Aだけが例外という可能性もあるんじゃないかな?」
魔女「主婦として日常を過ごしてる魔女は、私だけじゃないんだよ。風見野だけでも10人はいる」
『『ゑゑゑゑゑゑゑゑーーーー!?!?!?』』ガビビーン!!
魔女「おまえさん、魔法少女を絶望させることにかまけすぎて、魔女に関してはほぼノータッチだったみたいだからね。知らないのも無理はないさ」
QB「……………」
QB「…今、世界中に散らばる端末に調査してもらった。確かに、君のような魔女はあちこちにいるようだ」
魔女「それみたか」
QB「これでは絶望を振り撒く魔女も、魔女になることに絶望する魔法少女も減ってしまう……このままでは宇宙が…」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2021/06/12/22:13
まどか「ねえキュゥべえ、あなたの本当の目的って、何なの?」
QB「僕たちの目的は、いずれ失われるであろう宇宙の寿命を延ばすこと」
QB「そのために研究を重ねた結果、僕たちは『感情が揺れ動いた際のエントロピー』に目を付けた」
QB「でも僕たちは肝心の『感情』というものを持ち合わせていなかった。だから、他の惑星に住む感情を持つ生命体を頼ることにした。それがこの地球さ」
QB「特に、第二次成長期と呼ばれる年代の女性の感情が揺れ動いた際のエントロピーは目を見張るものがあった。だから僕たちは、その年頃の女性と契約して魔法少女にしていたんだ」
QB「彼女たちが絶望したその瞬間、僕たちが望んだものが手に入るのだから」
さやか「…ごめん。あたしバカだからさ、誰かもっとわかりやすく説明してくれない?」
魔女「魔法少女は宇宙の寿命を延ばすための電池。その電池を使い終わった結果出たゴミが魔女」
杏子「ふっざけんなよてめえ! こんな大事まで『聞かれなかったから』黙ってたのか!」
QB「そうだよ。だけど今は重要なことじゃない」
QB「進化は止められるものじゃない。この魔法少女システムに穴が空いた以上、別の手段を用意しなければやがて宇宙が滅びてしまう…」
まどか「そんな…!」
ハル「ねえ、エントロピーってどういう意味?」
QB「因果――様々なものが結びついた、強い繋がり。そう思ってくれればいい」
ハル「…キュゥべえ、私、あなたの力になれるかもしれない」
QB「本当かい!?」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2021/06/12/22:14
ハルの故郷の町の山
QB(別個体)「何だここは。膨大な因果が渦巻いている。それも、まどかとすら比べ物にならないほどの。こんな場所がこの星にあったなんて…」
――おいで
QB「え?」
おいで おいで こっちにおいで
いっしょにきてあげて
かわいそう かわいそう
QB(別個体)「この声――脳内に直接届いてくる」
QB(別個体)「この声の主が、ハルの言っていた『繋がりを作る力を持ったお化け』なのかな?」
QB「何にせよ、行ってみなければわからないな。行こう」トコトコ
先に進んでください
進んでください
すすんでください
引き返さないでください
さきにすすんでください
このさきにににににににに
おいでおいでおいでおいでおいでおいで
おいでおおおいでおおおいでおでいでおいいで
ガタッ……ギギィ……
QB(別個体)「きゅっぷぃ」ブラーン…
山の神(深夜廻)「ソウカイソワカウウウイソワイソウカイソワカウウウ」
◆
QB「――なるほど」
QB「ありがとう、ハル。制御には時間がかかりそうだけど、あの力はとても魅力的だ」
QB「魔法少女システムに欠陥が生じた以上、あの蜘蛛のようなお化けだけが頼りだ。僕たちはあれの捕獲、及び解析に取りかかるよ」
QB「既に契約した魔法少女に関してだけど、アフターケアは後回しにしてもいいかな? 宇宙の寿命を延ばすことが最優先だからね」
杏子「もう好きにしろよ……その代わり、もう人間に迷惑かけるんじゃねーぞ」
QB「何で人間だけなのさ。わけがわからないよ」
QB「でもまあ、人間であるハルに助けてもらったことは事実だ。善処はしてみるよ」ピョイン
QB「じゃあね」トコトコ
ハル「宇宙のこと、頑張ってねー」ノシ
チャコ「わおーん」
ほむら(インキュベーター…)
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2021/06/13/22:03
魔女「さてと、あたしもここに来た目的を果たそうかね」シュン
さやか「人間に戻った!」
Kの母「違うよ、人間に化けたんだ。今のあたしにとっては、あっちの方が本当の姿なのさ」ヒョイ
モブ魔法少女K「お母さん、そのグリーフシードどうするの?」
Kの母「これ、あそこで寝てる子のグリーフシードだよね?」
沙々「」
ほむら「寝てるというか、死んでいるのだけど…」
Kの母「それはどうかな」グッ…
ドクン
沙々「ふわぁ!?」ガバッ
『『ゑゑゑゑゑゑゑゑーーーー!?!?!?』』ガビビーン!!
Kの母「何を驚く必要があるのさ。グリーフシードは魔女にとってのソウルジェム。持ち主である魔女に与えればこうなるのは当然だろう?」
沙々「あ、あれ? 私、死んだはずじゃあ…!?」キョロキョロ
Kの母「ああ、死んださ。人間としても、魔法少女としてもね」
Kの母「あんたは残りの人生、人間のふりをした魔女として生きなきゃならない。あたしには、そのためのルールを教える義務がある」
Kの母「とりあえず、うちに来てもらうよ」ガシッ
沙々「え、ええっ!? ちょっと待ってぇー!!」ズルズル
モブ魔法少女K「ああ! お母さん、待ってよー!」タッタッタッ
『『…………………………』』ポカーン
モブ魔法少女A「…よし」ピキーン
モブ魔法少女A「ソウルジェムも治したし、私も帰ることにするよ」
マミ「あ、あの、私……あなたに酷いことを…!」
モブ魔法少女A「謝らなくていいよ。死ぬのは慣れてるし」
モブ魔法少女A「でもあなたたちは違う。もう簡単に「死ぬしかない」なんて言わないでね」ニコ
マミ「え、ええ。ごめ……いえ」
マミ「ご忠告、ありがとう」ニコ
モブ魔法少女A「ふふっ。それじゃあね、バイバイ」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2021/06/13/22:05
コトワリさま「……………」
さやか「あれ? コトワリさま、何でまだいるの?」
ハル「ほむらお姉ちゃんが、まだ対価を払ってないからだよ。まどかお姉ちゃんを助けてもらうために、『もういやだ』って言ったでしょ?」
ほむら「そう言えば……人型だったら何でもいいのよね?」
コトワリさま「……………」コク
ほむら「じゃあ、対価は――」
ほむら「ワルプルギスの夜で」
『『えっ』』
コトワリさま「……………」シュンッ
ハル「行っちゃった…」
マミ「ちょっと、大丈夫なの?」
杏子「当人が応じてくれたからいいんじゃね?」
ほむら「じゃあ、私たちも解散しましょう。優木沙々の件は、解決したわけだし」
まどか「そうだね。ハルちゃん、帰ろう?」
ハル「うん!」
チャコ「わん!」
◆
推奨BGM『夜廻メインBGM(正式名称不明)』
ほむら(それから1ヶ月が経過しても、ワルプルギスの夜は現れなかった)
ほむら(本当にコトワリさまが対価として切り捨てたのか、それは誰にもわからない)
ほむら(よまわりさんは相変わらず、私たちが夜の街を出歩いていると襲いかかってくる)
ほむら(結局、あれの目的も謎のまま――)
ほむら(でも、これだけはわかる)
ほむら(私の時間逆行の旅は、もう終わったのだ、と)
ほむら「あなたをさらいに夜がくる」完
[SHV41]
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