また日は登る
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1
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結楳
iPhone ios11.2.5
05/30 01:37
プチと甘い桃大福。こんな甘い恋なんてあるのだろうか。 私はまだ知らなかった。
日差しがちょうど木々にかかりキラキラと輝いているように見えた。高校に入学して2度目の夏、去年は三つ編みの前髪が長い地味な女子をしていたが、今年はそれは彼氏ができる条件じゃないと変えてみた。今度こそ…際チャンスをつかもうと思う。木々が光って入りは道沿いを私は張り切って歩いている。きっと、衣替えの長袖から半袖へ着替える共に私は自分を脱ぎ捨てた。
「香里ーおはよ」
友達の紅葉が駆け足で寄ってくる。
「おはよ、紅葉。今日も可愛いね」
「何言ってるの。香里だってめちゃくちゃ可愛いよ」
「ありがとね」
私たちの朝は、こうして始まる。
一年前の四月、入学したてで学校のことがわからない私を無邪気な笑顔で迎えてくれたのが紅葉だった。
「私、紅葉っていうのよろしくね」
そう笑顔を向けられ、ほんのりと赤くなる彼女をみて私は本当に秋の紅葉時の紅葉に似てるという印象を受けた。
rなーにぼーっとしてるのかな?」
私が思い出しながらにやけていたのがおかしかったのか、頬をつっつかれ指摘された。
「ううん、なんでもない」
そう告げると二人で学校の門をくぐり抜けていく。
「え〜であるからしてこれは…」
一時間目が始まってだいぶ経っただろう時間、先生の退屈な話は続く。時計をチラ見をし、どれくらいになったかみたが、ほんの20分しか経っていなかった。
「まったく…いつまでこれが続くのよ…」
退屈しのぎに筆箱に入れておいた香る消しゴムをこっそりとりだし、香りを楽しむ。
チョコの匂いがほんのりとしてとても美味しそうに感じる。
次にチョコミント、グレープフルーツと次々に香りを楽しんでいると知らない間に時間は過ぎていきチャイムがなる。
「えー、今日はここまで。今度テストするからちゃんと予習すること」
黒板の隅から隅まで書かれた言葉をきちんと理解している人はどれくらいいるのだろうかと疑問には思うが、そこはおいておいてすぐに紅葉の元へ向かった。
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返信数:6件
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7
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結楳
iPad
07/08 21:47
緑さんきてくれてありがとうございます!、感謝です!
いえいr、邪魔なんてとんでもないです!貴重な意見を描いてくれて感謝します。
可愛らしいって言ってくれてありがとうございます。完結できるか分からないですが、よかったらこれからも見て行ってください。
本当に来てくれてありがとうでした!!
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6
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緑
iPhone ios11.4
07/08 21:40
7月8日の21時ころ、こちらを紹介してもらいました。緑です。その節はありがとうございました!とても可愛いらしいお話ですね。また見にきます。どこにコメントするか分からなかったので書いてしまいましたが、お話の邪魔になるので、読んだら消しちゃってくださいね〜〜。それではまた!
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5
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結楳
iPhone ios11.2.5
06/19 01:03
「そういえば香里はテスト後の休みなにするの?」
「うーん、まだ決めてない」
「実は私も」
そう話している間にほぼ人がいなくなっていた。
「さて、私たちも行こうか」
「うん、そうだね」
荷物を持ち上げると紅葉とともに教室を出て行く。
街は夕暮れに染まっていて、行き交う人たちの顔は能面で人形のように過ぎ去って行く。
「頭、大丈夫?」
「今さら何言ってんの。もう過ぎたことじゃん」
「まあ、そうだけど。これ以上なにかあったら紅葉やばいじゃん」
「なにそれえ、あたし香里よりはマシだって」
そんなことを言い合いながら帰り道をいく。
「ね、お姉ちゃん!なんかまた変な人が入ってきた、消して?」
「もー、だから街には持ってきちゃダメって言ってるでしょ。ほら貸しなさい」
たまたま横目で見てみると、兄弟らしく仲良くならびに小さな長方形ぐらいの機会を持ち歩き過ぎていく。
「なーに見てるの?」
「ううん、なんでもないよ」
そう言い少し先行く紅葉を追って駆け足としてかけだした。
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4
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結楳
iPhone ios11.2.5
06/09 02:22
「あははは」
少しの間を挟んで紅葉は笑う。
「もう、何がおかしいのよ」
それに対して香里が頬を膨らませ怒るそぶりをした。
「だって、悪い点なら一緒だと思って」
「え?」
普段から勉強をしている紅葉の言葉を疑問に思ってしまった。
「紅葉だって普段から…」
「今回テストだって忘れちゃって勉強してなかったんだ」
少しお茶目にそう言うと、失敗したときにいつもする舌を少しだすそぶりをした。
「え、まさか本当に?」
「私は香里に嘘はつかないよ」
そう言う紅葉の顔を見つめ、二人で少し笑う。
「っきゃ!!」
いきなり肩をぶつけられた紅葉は少し体がよろけて机に手を当てた。
「あ、ごめん。少し急いでいたもんで…」
手を頭の後ろに置き、本当にすまなそうな顔を向けて紅葉に謝る。
「こ、今度から気をつけてくれるならいいよ」
專cくんは一つ頭を下げるとまた駆け出して言った。
「何慌ててたんだろね」
「きっと何かあったんだよ」
あまり気にしない様子で二人は話を続ける。
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3
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結楳
iPhone ios11.2.5
05/30 17:42
しゃがんで消しゴムの行方を探す。なかなか見当たらないが早く見つけないと先生がやってくると焦る。
ようやく見つけた場所は、クラスメートの專c(さこま)くんの足元だ。
香里の席から右前斜めまで転がってしまい焦って拾うが遅かった…
「何してる、熊谷。お前の席はそこだったか?」
先生の言葉で一気に注目を浴び、ドッと笑いが沸き起こる。
下を向き席をつくと先生の一言で一気に静かになった。
きっとテストの点は悪いのだろう。まだ終わってないテストの点を思い浮かべて教室の電灯を見上げる。
「ね、テストどうだった?」
紅葉がやってきて、様子を聞いてくる。
「…聞きたい?」
少しの間で大体予想はつく。
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2
]
結楳
iPhone ios11.2.5
05/30 01:54
「紅葉、あの先生の話、なぜか眠くなるよね」
「本当。まるでお経のように聞こえてさ」
「それお経じゃなくて眠りの呪文でしょ」
二人で笑う毎日、そこに充実感があった。
きっとこのまま、平穏に過ぎて高校生活を送るのだろうと思っていた。
「皆、席につけ。二時間目は小テストだ!」
先生が前の扉からガラリと入ってくるや否やすぐさま小テストをするとつけまてくる。
皆一斉に出た言葉といえば、それを残念そうに聞く言葉だった。
「え〜!!!」
「えー!!じゃない、すぐに座るんだ、テスト始めるぞ」
生徒の反応を流し、すぐにテストは始まった。
二時間目は国語、現代語のテストだ。
香里は苦戦をし普段授業をいい加減に聞いていたことを後悔した。
なんとか二時間目も終わろうとギリギリの時間帯になり、焦りに焦るせいでよく消しゴムを使ってはカスを払いのけてまた問題と向き合う。
ほぼ解けないことを消しゴムのせいにし、乱暴に机に置くと転がり床を滑って行った。
「あーた、やってしまった…」
小さく呟くとかがんでそれを取るために席を離れる。
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日差しがちょうど木々にかかりキラキラと輝いているように見えた。高校に入学して2度目の夏、去年は三つ編みの前髪が長い地味な女子をしていたが、今年はそれは彼氏ができる条件じゃないと変えてみた。今度こそ…際チャンスをつかもうと思う。木々が光って入りは道沿いを私は張り切って歩いている。きっと、衣替えの長袖から半袖へ着替える共に私は自分を脱ぎ捨てた。
「香里ーおはよ」
友達の紅葉が駆け足で寄ってくる。
「おはよ、紅葉。今日も可愛いね」
「何言ってるの。香里だってめちゃくちゃ可愛いよ」
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「え〜であるからしてこれは…」
一時間目が始まってだいぶ経っただろう時間、先生の退屈な話は続く。時計をチラ見をし、どれくらいになったかみたが、ほんの20分しか経っていなかった。
「まったく…いつまでこれが続くのよ…」
退屈しのぎに筆箱に入れておいた香る消しゴムをこっそりとりだし、香りを楽しむ。
チョコの匂いがほんのりとしてとても美味しそうに感じる。
次にチョコミント、グレープフルーツと次々に香りを楽しんでいると知らない間に時間は過ぎていきチャイムがなる。
「えー、今日はここまで。今度テストするからちゃんと予習すること」
黒板の隅から隅まで書かれた言葉をきちんと理解している人はどれくらいいるのだろうかと疑問には思うが、そこはおいておいてすぐに紅葉の元へ向かった。