東方土塚奇憚
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灰色ねこ◇4aH6a11ZwA
2020/08/23/22:01
霖之助「――話をしよう。
あれは今から36万……。
いや、1万4千年前だったか……。
まあいい。
どちらも私にとってはつい昨日の出来事だが、
君たちにとっては多分……、
明日の出来事だ。
彼には72通りの名前があるから、
何て呼べばいいのか、
確か 最初に会ったときは……」
霖之助「…なあ魔理沙、この魔術書、本当に僕が音読しなくちゃいけないのか?」
魔理沙「いいから」
#東方Project×土塚理弘作品。基本的にギャグ。詳しくは前スレ参照。
http://ibbs.info/thread.php?no=39&id=nijisousaku
#もともとが安価スレだったので、今回もリクエストを受け付けます。酷すぎる下ネタ、死ネタでなければだいたいオッケーです。
[SHV41]
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2023/08/12/22:13
第692ねこ「警察署と夏の一時」
幻想郷警察署(仮名)
小兎姫「ふぅ。こう暑いと、姫様の格好やめたくなるわねー」
明羅「やめればいいじゃないか。普通の制服持ってるだろうに」
小兎姫「私のこの姿は一般人に紛れ込むためなの。そう簡単には脱げないわよ」
明羅(お姫様の姿のどこが一般人なんだ……というか、おまえが警察なのは周知の事実だろう…)
小兎姫「そういう明羅こそ、暑くないの?」
明羅「この侍装束は通気性抜群だ。それに、心頭滅却すれば火もまた涼し……修行を積めば、我慢できるさ」
小兎姫「はいはい。でも、我慢は体に毒よ? 水分補給はしっかりね」
明羅「言われなくてもわかっている」
小兎姫「…あ」
明羅「どうした?」
小兎姫「反獄王にごはん出すの忘れてた」
明羅「おい」
瑞霊は脱水症状に陥っていたが、怨霊なので無事だった。
第692ねこ「警察署と夏の一時」完
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2023/08/14/22:02
第693ねこ「日常と"いつか"」
蓮間「今年の夏は暑いなァ」ヤレヤレ
杉小路「蓮間が言うって相当だね」
清村「にしちゃあ、いつも通り涼しい顔してるけどな」
蓮間「杉小路、また湖で水遊びしよーぜ。今度は清村や工藤も誘って4組ペアで」
清村「4組?」
杉小路「デートだからね」シレッ
清村「ばっ、バカヤロウ! なに考えてんだ!」
蓮間「あーそうか。紅魔館には地下プールがあるから、ノーレッジさんの水着姿は見放題だったな。すまんすまん」ニヤニヤ
清村「そういう、問題じゃ、ねえっ!」
杉小路「まったく、いつまでヘタレてるんだこの童貞は」ハァ
清村「どっ…!」
蓮間「いや童貞はおまえもだろ、杉小路」
杉小路「……………………」
杉小路「さて、それはどうかな」
蓮間「えっ」
清村「今の間なんだー!?」
清村「うっ!?」クラッ…
清村「いかん、この暑さで叫びすぎた。目眩が…」
杉小路「それはいけない。すぐに水分補給だ」ゴソゴソ
宝貝"混元珠"!
清村「ぶえー!?」ドババババ!
蓮間「おーい杉小路、俺にも頼むわ」
杉小路「ほいさ」チョロチョロ
清村「何だその扱いの差はー!」
杉小路「仕方ないじゃん。蓮間は君と違ってか弱いんだよ?」
蓮間「そーだそーだ。おまえと同じ目にあったら死ぬ」
清村「んくくく…!」
杉小路「…ところでさ」
蓮間「あん?」
杉小路「実際のところどうなの? 後継ぎ作り」
清村「」ブー
蓮間「あー……もうちょっと養育費貯めてからだな。まだ避妊してるんだ」
清村「生々しい話やめろー!」
杉小路「なるべく早くしてよ。ぼく、三十路までに友達の子どもと遊ぶのが夢なんだよ。清村と工藤は期待できない」ゴソゴソ
清村「よーしとりあえず殴るわ」
蓮間「気長に待ってくれや。子どもはおもちゃじゃねーんだよ」
杉小路「……」ベリッ
杉小路「でもさ、ぼくたちの中で一番先に死ぬのって、間違いなく蓮間じゃん?」ポイッ
杉小路「君がいたことを覚えておくためにも、その証は残しておいてほしいな」モグモグ
蓮間「……」
清村「…おい、杉小路。真面目な話してるとこ悪いんだが、そのマカロンは何だ」
杉小路「清村の部屋から持ってきた」
清村「しんみりする話しながら人のスイーツ盗み食いしてんじゃねーっ!!」ダッダッダッダッダッ
杉小路「わーい逃げろー!!」ダッダッダッダッダッ
蓮間(こいつら、俺が死んだ後もこんな感じなんだろうなぁ…)
第693ねこ「日常と"いつか"」完
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灰色ねこ◇4aH6a11ZwA
2023/08/20/22:15
第694ねこ「亀と悪霊」
博麗神社
魅魔「玄爺」
玄爺「なんですかな?」
魅魔「獣王園で霊夢が八千慧を見てあんたのことを思い出してたけど」
玄爺「そのようですな」
魅魔「前に言及されたの、いつだっけ?」
玄爺「三月精の玄武の沢回以来ですな」
魅魔「……」
魅魔「今回さ、魔理沙の過去についてもちょっと言及されたのよ」
玄爺「ほぉ」
魅魔「それでも私、影も形もなかった…」ズーン…
魅魔「同じ旧作レギュラーだったのに、どこで差がついちゃったのかねぇ」
玄爺「……」
玄爺「いきなり亀と言われて、わしにたどり着く東方ファンが、いったいどれほどおりましょうか」
玄爺「人気も、知名度も、再登場を望む者も、わしよりあなたの方がはるかに数が多い。魅魔殿、もっと自信を持ちなされ」
魅魔「……」
魅魔「ありがとう」
玄爺「なに、年寄りの戯れ言ですじゃ」
第694ねこ「亀と悪霊」完
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2023/08/21/22:08
第695ねこ「蓮間くんと美天さんと」
鬼傑組事務所
八千慧「美天」
美天「はい」
八千慧「あなた、守矢の風祝がポンコツ呼ばわりされていることを当人に言いふらしたそうですね」
美天「はい」
八千慧「…謝ってきなさい」
美天「ええ!? いいじゃないですか、あれくらい! 幻想郷じゃ普通でしょ!?」
八千慧「確かに言葉のドッジボールとしてはジャブもいいところでしょう。私としても、あの小娘のことは心底どうでもいい」
八千慧「ですが……夫である東風谷亜季彦とその友人、杉小路隆千穂とのパイプが切れるのは勿体ない。今すぐ謝ってきなさい」
美天「あのポンコツ結婚してたのー!?」ガビーン
◆
守矢神社
ハートオブメモリア < ブンッ ブンッ ブンッ
蓮間「97、98、99、100!」
蓮間「あー、やっぱり夏の運動はきっついなー」グシッ キラーン
諏訪子「ぐはぁ! 汗が眩しい!」
神奈子「さすがイケメン。早苗がここにいたら興奮してぶっ倒れてたぞ」
蓮間(そして義両親の視線が生暖かい…)
蓮間「ひとまず水分補給」グビグビ
諏訪子「それ冷えてないけどいいの?」
蓮間「冷えすぎてるとかえって体に悪いって杉小路が言ってたんですよ。嘘かもしれんけど」
神奈子「どっちもありえるなぁ…」
蓮間「――よし、小休止終わり。さぁて、あと100回ぐらい素振りすっかな」
諏訪子「がんばえー」
神奈子「しっかりやれよー」
蓮間「うーす」
美天「ごめんくださーい」
蓮間「お?」ピタッ
◆
美天(あーあ、かったるいなぁ…)
美天(東風谷亜季彦……あのポンコツの旦那ねぇ。どうせ似た者同士でしょ? わざわざ謝るほどじゃあ…)
蓮間「はーい、どなたですか?」キラキラ
美天「普通にイケメンじゃねーか!!」ガビーン!
蓮間「う、うん?」
◆
美天「改めまして…」
美天「私の名前は孫美天。鬼傑組所属の斉天大聖よ」
蓮間「あー、あなたが…」
蓮間「俺の女房をポンコツ呼ばわりしたふてぇやろうか」
美天「ヒッ…」ゾワッ
蓮間「――ふっ」
蓮間「冗談ですよ。あれがポンコツなのは、俺も承知の上です」ニコニコ
美天(いやいやいやいやさっきのはマジだった完全に人殺しの目だった謝らなきゃ謝らなきゃ謝らなきゃ)ガタガタ
蓮間「ただ……できれば、これからはひかえてもらえませんか? あいつはあいつで頑張ってるんですよ」
美天「え、ええ。今日はそのことで謝りにきたの。早苗はどこかしら?」
蓮間「早苗でしたら、今は里で布教活動中です。そちらへどうぞ」
美天「そう……あなたは一緒じゃなくていいの? 私がちゃんと謝るか、確認しなくていいの?」
蓮間「これはあなたと早苗の問題です。それに」
蓮間「謝るって、プライドが邪魔して恥ずかしいじゃないですか。だったら、当事者たちだけの方がいいでしょ?」
美天(大人だー!)
◆
美天「ただいま帰りましたー」
八千慧「ちゃんと謝ってきましたね?」
美天「もちろんですよ。子どもじゃないんですから」
美天「それより組長、どうして旦那がイケメンだって教えてくれなかったんですか?」
八千慧「私、鹿にしか興味無いので」サラリ
美天「アッハイ」
第695ねこ「蓮間くんと美天さんと」完
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2023/08/23/22:25
第696ねこ「ゆとや」
推奨BGM『Green Hills』
ちゆり「……」
ちやり「……」
ちゆり「…おまえは誰だ?」
ちやり「天火人ちやりだ。おまえは?」
ちゆり「北白河ちゆりだ。夢美様の助手だぜ」
ちやり「ちゆり、おまえは人間か?」
ちゆり「そうだぜ」
ちやり「…おまえには私が何に見える?」
ちゆり「……」
ちゆり(角に、尻尾…? 爬虫類っぽいけど…)
ちゆり「よくわからないけど珍獣!」
ちやり「そうか」ポツリ
ちゆり「え、怒んないの?」
ちやり「チュパカブラじゃないなら、いい」
ちゆり「チュパカブラ?」キョトン
第696ねこ「ゆとや」完
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灰色ねこ◇4aH6a11ZwA
2023/08/29/22:52
第697ねこ「残無と手紙」
地獄のどこか
Konngara「残無殿、ヘカーティア様からお手紙です。受け取っていただきたい」
残無「うむ。確かに受け取ったぞ」
Konngara「ありがとうございます。では、私はこれで」ペコ
スタスタ…
残無「――ふぅ…」
日挟美「残無様、ため息など吐いてどうなされました?」
残無「いや…」
残無(鬼となり、地獄を統治するようになっても、かつて僧侶であった手前、御仏に恭しく接されるのは慣れんなぁ…)
残無(…さて、ヘカーティア殿直々の書状だ。さぞ重大な内容に違いない。いったいどんなことが――)ピラッ
『この前貸した聖闘士星矢の15巻返せ!』
残無「きぃーっ!(マカオ風に)」ビリビリ
日挟美「!?」ビクッ
第697ねこ「残無と手紙」完
#しかもヘカTの勘違いだったそうな。
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2023/08/30/22:05
第698ねこ「優しい嘘と悲しい現実」
命蓮寺
ナズーリン「……………」
星「」ズドーン…
ナズーリン「…ご主人! いつまで落ち込んでるんですか!!」
ぬえ「仕方ないよ……自機になれないだけならまだしも、まさかのお燐が自機だもん」
星「ぐばぁ!!」
ムラサ「ああっ、また星が吐血した!」
一輪「だから余計なこと言うなっつーの!」バキィ!
ぬえ「ぬえーーー!!」
星「ああお燐、ちょっと前まで仲間だったのにどうして…」
エル・ボーイ(いや、逆にあんなにフットワーク軽いのに何で今まで空気だったんだ?)
ナズーリン「あ、そうだ! ご主人! 今度の東方ロストワードの新イベントと復刻イベント、怪盗ジョオンシリーズですよ! ご主人の出番ありますって!」
星「ほ、本当ですか!?」ガバッ
ナズーリン「こんなことで嘘ついてどうするんですか! ユーザーにご主人の存在をアピールしましょ!」
星「はい!」パァァァ
エル・ボーイ「……」
エル・ボーイ「おい、次の新イベントのメイン、橙、お燐、ミケの猫トリオなんだが……どっちかっつーと星への死体蹴りじゃねーのか、これ」ヒソヒソ
ナズーリン「黙れ」ピシャリ
第698ねこ「優しい嘘と悲しい現実」完
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2023/09/18/22:11
第699ねこ「猛暑と秋姉妹」
清村「ふぅ、9月も半ばだってのにまだ暑いな」
杉小路「天気予報だとこれから涼しくなるそうだけど…」
杉小路「観測したのが河童じゃねぇ…」
清村「河童だからなぁ…」
杉小路「ほら、秋姉妹もなかなか秋にならなくて蜃気楼になってる」
秋姉妹『』モヤァ…
清村「え、そういうもんなの?」
清村「って、なんか干からびてないか!?」
秋姉妹『』シオシオノパー
杉小路「これはいけない。とりあえず水を与えよう」スッ
清村「待て。宝貝は使うな」
少女給水中…。
静葉「ぷはぁ、生き返った!」
穣子「ありがとう、隆千穂くんに緒乃くん」
清村「しっかりしてくださいよ、秋の神様が9月に熱中症とかシャレになんねぇ」
杉小路「幻想郷の秋の景観と豊穣は、お二方にかかってるんですからね」
杉小路「それで、結局どうしてあんなことになってたんですか?」
静葉「今年の落葉に備えて蹴りの練習してたら、つい…」テヘッ
清村「え? それじゃあ何で妹の方まで…」
穣子「私も収穫に備えて体を鍛えてたの」
清村「そーゆーのってこつこつやるもんじゃねーのか…?」
杉小路「清村、彼女たちは神様だ。ぼくたちとは勝手が違うんだろう」
穣子「そうそう。それに私ってば胸のせいで脇がしまらないから、鍬の使い方は工夫しないと……はっ!?」
静葉「"超絶喇叭蹴"!!」ゲシィ!
穣子「うわーん! ごめんなさーい!」
清村「何故にマタドゥルモン」
杉小路「さぁ?」
第699ねこ「猛暑と秋姉妹」完
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2023/09/23/22:15
第700ねこ「幻想郷とブラックねこ14」
杉小路「このシリーズもとうとう700話か。早いね」
清村「更新ペースは昔よりずっと落ちたんたがなぁ」
杉小路「それより、彼(?)の出番だね。50話に一度出るか出ないかと言われている伝説のねこ。その名もブラックねこ!」
杉小路「はたして本当に出るのか、出るにしてもどこに出るのか。お楽しみに――」
清村「すまん、普通にもういたわ」
ブラックねこ「にゃー」
ブラックねこは置いておいて本編はじまりはじまり。
◆
地霊殿
少女食事中…。
さとり「…あら? 海矢さんはいないの?」
お燐「おかしいですねぇ。いつもならゴリラ並みに食べてるのに」
正邪(そもそも海矢はゴリラみたいなもんだろう…)
さとり「」ジトッ
正邪「な、何でもないでーす」
さとり「部屋にいるのよね?」
お燐「はい」
さとり「ちょっと、見てこようかしら」
◆
工藤の部屋
さとり「海矢さん、失礼しますよ?」ガチャ
工藤「」
さとり「寝てる…?」
工藤「」
さとり「顔が赤い」
工藤「」
さとり「汗がすごい」
工藤「」
さとり「息が荒い」
工藤「」
さとり「……」ペト
ジュッ
さとり「あっつ! 風邪引いてる!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2023/09/23/22:16
永琳「なるほど、これは重症ね」(某オベリスク風に)
さとり「ただの風邪じゃないんですか?」
永琳「これはポーレン風邪よ。早く治療しないと、命に関わることになるわ」
古明地一家『えーーー!?』ガーン!!
永琳「困ったわねぇ。薬を作るために必要なポーレン草を、ちょうど切らしてるのよ」
さとり「そのポーレン草はどこに行ったら手に入るんですか!?」
永琳「妖怪の山の切り立った崖に咲いてる、黄色い花よ。ただ、問題があって…」
さとり「問題?」
永琳「水に濡れると効力を失うの。それに、あそこは――って」
コツゼン
正邪「もう行ったぞ」
永琳「人の話は最後まで聞きなさいよ」
◆
妖怪の山
さとり「何処!? 何処よ黄色い花!」キョロキョロ
こいし「お姉ちゃん! あれ!」
さとり「え!?」
さとり「…何も見えないけど」
こいし「もっと上だよ!」
さとり「何もないわよ」
こいし「もっと上! もっと上! もっと、もっと、も〜っと上!!」
ポーレン草 < やぁ。
さとり「崖のど真ん中に咲いてるー!?」ガビーン!
こいし「お姉ちゃん、どうしよう?」
さとり「だ、大丈夫よ! 私たちは東方キャラ、飛べるわ!」
お燐「あ、あの〜、さとり様? これ…」
さとり「えっ?」
『警告! 特殊な磁場により真っ直ぐ飛ぶことができません! 事故を防ぐために飛行を禁じます!』
さとり「( ゚д゚)」
お空「あーれー! 逆さまに飛んじゃうー!」バサバサ
こいし「お姉ちゃん、どうしよう?」(2回目)
さとり「なにがなんでもポーレン草を手に入れるに決まってるでしょ! 玄武の沢から隆千穂さんを呼んでくるのよ!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2023/09/23/22:18
杉小路「まさか幻想郷でポーレン風邪の名を聞くなんて」
さとり「外の世界でも有名なんですか?」
杉小路「ううん。ぼのぼので見た」
さとり「ぼ、ぼのぼの?」
杉小路「さーて工藤のためにどうやってポーレン草を手に入れようか。磁場のせいで空を飛ぶための宝貝も使えないっぽいし…」ポリポリ
こいし「そもそもこの磁場ってなんなの?」
杉小路「河童が発明に失敗して爆発した結果発生した」シレッ
さとり「河童ァ!」
清村「杉小路ー!」
杉小路「清村、蓮間。あれ、安井? 呼んでないよ?」
安井「そんなー!?」ガビーン!
蓮間「あれがポーレン草か?」
杉小路「そうなんだよ。飛べないなら、よじ登るか、上から降りるしかないね」
清村「そう言うと思って、メイド長からロッククライミングの道具を借りてきた!」
杉小路「何で十六夜さんがそんなもの持ってるの?」
清村「あの人の趣味だ(公式設定)」
杉小路「そうなんだ…」
蓮間「意外」
清村「よーし、工藤のために一肌脱ぐぞてめえら!」
『おー!!』
杉小路「っておまえが仕切るなー!」バキィ!
清村「ぶえーーー!!?」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2023/09/30/10:39
杉小路「これは十六夜さんの私物だから、全員では登れない。誰が登るの?」
清村「俺が行く。落っこちても大丈夫だからな」
杉小路「じゃあ安井もだね。工藤がいない以上、ぼくたちの耐久力No.2はおまえだ」
安井「や、やるっす!」
杉小路「蓮間、ばくたちはバックアップだ。今回はおふざけ無しでいくぞ!」つ 双眼鏡
蓮間「おう!」
さとり「わ、私たちも何か…」
杉小路「古明地さんたちは川をビニールかなんかで覆って。万が一、ポーレン草が着水したらすべて台無しだ」
さとり「はい!」
杉小路「火焔猫ちゃんは火葬の準備。もしかしたら安井は死ぬかもしれない」
安井「えっ」
お燐「さすがのあたいも、こいつの死体はいらないよ」
こいし「私も」
安井「それはそれであううぅぅぅぅ!!」
清村「叫んでる暇があったら装備を整えんかい!」ガチャガチャ
安井「あうー」シクシク
清村「できた! 行くぞ安井!」
安井「あうー」シクシク
甘党&親指崖登り中…。
清村「うおおおお! 工藤、待ってろよー! くたばるんじゃねえぞー!」
安井「ちょ、清村先輩、もっとゆっくり! 俺たち今命綱で繋がってるんすから!」
ズルッ
安井「あっ」
清村「おん!?」
安井「あううぅぅぅ!」ヒュー
清村「ぐはーっ!」ガクッ
安井「助けてー!」ブラーン
蓮間「まずい。安井が滑り落ちて宙吊りになった!」
杉小路「だから言ったのに……やると思ったけども」
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2023/09/30/10:40
蓮間「どうする? このままじゃ清村も落ちるぞ」
杉小路「何時もなら放置するけど、今回ばっかりは助ける」シャキン
お空「なにそれ?」
杉小路「プレデターの武器、レイザーディスク。手裏剣みたいなもんさ」
杉小路「古明地ちゃん、クッションの準備!」
こいし「ラジャー!」
安井「杉小路先輩、ま、まさか…!」
杉小路「安井……おまえだけ落ちろー!」ブンッ
命綱 < スパッ
安井「あううぅぅぅーーー!!」ヒュー
グサッ
安井「ぎゃあああああああああ!!!」
こいし「あっ、間違えて剣山置いちゃった」
さとり「こいしー!」
蓮間(安井がいる限り、俺たちに完全なシリアスは一生無理だな…)
清村「おーい、ポーレン草採ったぞー!」ストッ
杉小路「でかした! さあ八意先生のところに直行だ!」
お空「やすおはあのままでいいの?」
杉小路「今は工藤優先」キッパリ
◆
さとり「どうぞ、ポーレン草です」
永琳「確かに受け取ったわ。でも、よく無傷で帰ってこられたわね」
さとり「いえ、約一名串刺しになりました…」
永琳「ええ?」
さとり「それより、海矢さんの薬をお願いします!」
永琳「任せて。うどんげ、洗面器」
鈴仙「はい」スッ
永琳「破ァ!」グシャッ
さとり「そうやって搾るの!?」
なんやかんや
永琳「後はこれを飲ませれば…」トクトク…
工藤「」
さとり「海矢さん…?」ゴクリ
工藤「」
推奨BGM「SURE PROMISE」
ドドドドド
工藤「」ガシーン!
さとり「わぁー! 治ったー!」ガバッ
永琳「彼、本当に人間なのかしら…」
鈴仙「BGM似合いすぎですね〜」
さとり「ぐすっ……もう、心配したんですからね!」
工藤「」ポンポン
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2023/09/30/10:42
永琳「でも変ねぇ。どうして海矢みたいな化けもゲフンゲフン頑丈な人間がポーレン風邪を発症したのかしら?」
鈴仙「誰か顔面にウイルスでもぶちまけたんですかね?」
さとり「…海矢さん、何か心当たりは?」
工藤「」
…モワンモワン
安井「こんばんは、工藤。 夜遅くまでお仕事ご苦労様」
工藤「」
安井「これ、菅巻ちゃんから貰ったんだけど、山童が開発中の健康ドリンクなんだって。 この試験管の中身、ぐいっと飲み干しちゃってよ」
工藤「」
安井「頼むよ。飲まなかったらまた蓮間先輩に迷惑がかかっちゃうかもしれないからさぁ〜」
モワンモワン…
さとり「……………は?」ビキッ
永琳&鈴仙(あッ、キレた)
◆
飯綱丸の家
龍「典よ」
典「はい?」
龍「昨日廃棄を命じたポーレン風邪のウイルス……本当に厳重に行ったのだろうな?」
典「もちろんです。試験管に封じ込めて、この幻想郷で一番どうでもいいやつに渡しておきましたので♪」
龍「ふむ……本来であれば八意医師に渡すのが正しいのだろうが、妖怪の山でウイルスが発見されたと明らかになれば、天狗社会に影響を及ぼすだろうからな。内密にしなければ」
さとり「なるほど、そういうことでしたか」
推奨BGM「STAND A CHANCE」
工藤「」ドゴーン!
典「( ゚д゚)」
龍「何だぁ!?」
さとり「どうも、そこの管狐(下賤な二枚舌)のせいで大事な人を失うところだった者です」
工藤「」
龍「地霊殿のさとり妖怪……典が何をしたという?」
さとり「彼女が安井やすおに渡したウイルス、海矢さんの手に渡ったんですよ…」
典「えっ」
さとり「海矢さんとやすおさんは先輩後輩という間柄。そんなやすおさんから渡されたものを、海矢さんは疑わず摂取した」
さとり「運良くポーレン草が手に入ったからよかったものの、海矢さんはさっきまで死にかけていたんですよ! この責任、取ってもらいますからね!」
龍「ま、まあ待て、さとりよ。確かに安井やすおの動向をよく確かめなかったこちらの落ち度だ。だが、責任を取るといってもこちらも相応の準備が必要なので後日改めて…」アセアセ
萃香「後日改めて?」
勇儀「そんな悠長なこと、許されると思ってるのか?」
龍&典『ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!』
さとり「ご存知なかったんですか? 海矢さんを慕う地底妖怪は多いんですよ。鬼を含めてね…」
龍「わ、わかっ……わかりました! 今すぐこの場で謝罪します! その他ご要望があればお答えしますから、どうか山を壊すのは…!」
萃香「…だってさ、どうする?」
勇儀「被害を受けたのは海矢だ。海矢はどうしたい?」
工藤「」スッ
典「ひっ! わ、私ですか!?」
工藤「」
さとり「…そうですか。典さん、後ろを向いてください」
典「は、はい…」クルッ
工藤「」
つ バリカン < ヴィィィィン
典「ちょ、おま!?」
いやああああああああ!!
萃香「おぉ、そうきたか」
勇儀「ごぼうになるって本当だったんだな」
さとり(ざまぁ)
ブラックねこ「にゃー」
第700ねこ「幻想郷とブラックねこ14」完
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2023/10/09/22:03
第701ねこ「サッカー部とスポーツの日」
杉小路「清村、スポーツの日だから野球やろうぜ! おまえボールな!」ブンブン
清村「後半がおかしい!」
杉小路「じゃっ、いっくよー!」
清村「人の話を聞げぶぁ!!」メリィッ
キラーン
杉小路「うん、ホームラン」
ねこ「にゃー」
◆
杉小路「急に気温が下がったから、体動かして暖まろうと思ってさー」ケラケラ
清村「それが遺言か?」ゴゴゴゴゴ…
杉小路「いやー、それにしても近年まれに見る吹っ飛びっぷりだったよ。さすが清村、腕をあげたな」
清村「どんな腕だよ!」
清村「つーか、俺たち元々はサッカー部だったんだから、どうせならサッカーやろうぜ」
杉小路「えっ、そうだっけ?」キョトン
清村「おーいコラァ! 部長コラァァァァ!!」
第701ねこ「サッカー部とスポーツの日」完
#サッカー部である必要性が全く無いサッカー部漫画。それが「清杉」。
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2023/10/13/22:03
第702ねこ「13日の金曜日とチェーンソー」
霧の湖
杉小路「……」つ 釣竿
清村「……」つ 釣竿
杉小路「…釣れないねえ」
清村「釣れねえなぁ」
杉小路「やっぱり里で買った方がいいんじゃない?」
清村「お嬢が『採れたてぴちぴちがいい』って言っただろ」
杉小路「ぼくには関係無い話なんだなけどなぁ」
清村「俺には関係ある。紅魔館の従者だからな」
杉小路「……」
清村「……」
杉小路「時に清村、今日は13日の金曜日だ」
清村「それがどうした」
杉小路「13日の金曜日と言えば、何を思い浮かべる?」
清村「あ? そりゃおまえ、ジェイソンだろ」
杉小路「じゃあ、殺人鬼ジェイソン・ボーヒーズの凶器と言えば何を思い浮かべる?」
清村「んなもんチェーンソーに決まってるだろうが」
杉小路「ジェイソンがチェーンソーを使ったことは一度もなーい!」バキィ
清村「ぶえーーー!?」
◆
クリスタルレイクキャンプ場
貞子「本当にそうなの?」
ジェイソン「チェーンソーで反撃されたことならあるんだけどねぇ。あ、丸ノコの電動芝刈機なら使ったことあるよ」
第702ねこ「13日の金曜日とチェーンソー」完
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2023/10/18/22:22
第703ねこ「こころとデート」
甘味処「三千大千世界」
ワイワイガヤガヤ
ナツメ「やっぱりこの時期になると客足が増えるわねー」
テレサ「食欲の秋というくらいだからな」
エンド「お店が繁盛するのはいいことです」
カランコロン
こころ「お邪魔しまーす」
クゥ「こころちゃん、そういうことは別に言わなくてもいいんじゃ」
ナツメ「ん。能楽の子と……誰?」
テレサ「"マザー"の現在の使い手だな。確か、クゥといったか」
カランコロン
ナツメ「あ、またお客さんだ。いらっしゃ――」
早鬼「……」
オオカミ霊たち『……』
エンド「( ゚д゚)」
◆
数分前…。
こころ「」ゴシゴシ
神子「こころ、そんなに面を拭ってどうしたのですか?」
こころ「今日はクゥとデートだから、おめかしをしている」
神子「」
クゥ「こころちゃん、準備できた?」ヒョコッ
こころ「おー。じゃ、行ってきます」スタスタ
神子「」
神子「……」
神子「――だっ、誰か早鬼を呼べぇえええ!」
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2023/10/18/22:22
早鬼「と、言うわけで見張りを命じられてしまったんだ。私としては、お嬢の交友を邪魔するつもりも、店に迷惑をかけるつもりもないぞ」
ナツメ「はぁー、組長も大変だねぇ」
早鬼「心綺楼配布から既に10年。さすがに過保護だとは思うが、太子様の不興を買うのは心底嫌なんでな」
エンド「そこまで教育が行き届いてて、どうしてヤクザになったんです?」
テレサ「エンド、そこは突っ込んだらダメだ」
ナツメ「ま、客は客よ。お席へどうぞ」
早鬼「うむ。行くぞおまえら」
オオカミ霊たち『うーす』ゾロゾロ
こころ「おや、早鬼じゃないか」
早鬼「うす、お嬢。奇遇ですな」
こころ「とかなんとか言って、ぱぱに監視を命じられたんじゃないの〜? このこの」
クゥ(無表情で言う台詞じゃない…)
早鬼「お嬢、私が頭使うの苦手なのはご存知でしょう? 本当にたまたまですって」
こころ「そうか。疑って悪かったな」
早鬼「いえいえ。じゃあ、向こうの席にいますので」
オオカミ霊たち『失礼します』ゾロゾロ
クゥ「……」
こころ「注文は決まった?」
クゥ「えっ? いや、まだ」
こころ「こういうのは男が先に決めてリードするものだぞ」
クゥ「そうなの?」
こころ「わからん」
クゥ「えぇー…」
クゥ「……」
クゥ「店員さん、ババロアをお願いします」
こころ「じゃあ私も」
クゥ「( ゚д゚)」
こころ「何だ?」
クゥ「何でもない…」
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2023/10/18/22:24
パクパク
こころ「うまひ」
クゥ「だね」
こころ「…その割には、なんか寂しそうだな」
クゥ「えっ、そう?」
こころ「私は面霊気。表情には詳しいぞ」
クゥ「…ちょっと、前に食べた味を思い出しちゃってね」
こころ「……」
こころ「クゥはいいな。"昔"があって」
クゥ「え?」
こころ「おまえは自分を星丸々一つ分の土着神だと言った。私など、おまえが過ごした時間の一瞬でしかないだろう」
こころ「懐かしむほどの"昔"を、私は持ち合わせていないんだ」
クゥ「……」
クゥ「ごめん」
こころ「どうして謝る?」
クゥ「僕たちはお菓子を食べて、楽しむためにここに来たんだ。しんみりするのは、君にも作ってくれた人にも失礼だよ」
クゥ「それに、これは君の"昔"になるんだ。尚更、楽しいことにしないとね」
こころ「そうか、ありがとう」
カランコロン
見るからにDQN「あーっ、ひでぇ目にあったぜ!」
にこやかなDQN「全くだね。10ヶ月も経って仮釈放だなんて……そこまで酷いことした覚えないよ」
見るからにDQN「だよな。あの銀髪と爽やか君、絶対に許さねえ…!」
にこやかなDQN「そうだね。どう復讐するか、食べながら考えようか」
見るからにDQN「おう」
クゥ(うわぁ……見るからに頭とガラの悪そうなのが…)
こころ「おい」
クゥ「ちょっ、こころちゃん!?」
見るからにDQN「あん?」
こころ「銀髪にさわやか君とは、清村緒乃と蓮間亜季彦のことか?」
見るからにDQN「んだ? テメー」
にこやかなDQN「能楽やってる秦こころちゃんだよ。踊ってるの見たことある」
にこやかなDQN「その二人のこと、知ってるんだ。弱点か何か知らないかい?」
こころ「知らないし、知っていても教えない。あの二人は海矢の大切な先輩だし、隆千穂を怒らせたくない」
こころ「おまえたちのことは海矢たちに報告する。また警察の世話になりたくなかったら、大人しくしていることだ」
見るからにDQN「何だとテメー!」ガシッ!
クゥ「っ!」ガタッ
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2023/10/18/22:25
早鬼「おい」
見るからにDQN「あぁ!?」ギロッ
推奨BGM「任侠ふたば幼稚園」
見るからにDQN「何だテメー! 何か文句あんのか!」
クゥ「あっ、組長(棒読み)」
見るからにDQN「く、組長!?」ビクッ
早鬼「その手……どうすんだ?」
オオカミ霊たち『ガルルルル!!』
DQN×2『……ッッ!』ゾワッ
見るからにDQN「…す、すいませんっした」パッ
早鬼「よし」
オオカミ霊たち『がう』
にこやかなDQN「じゃ、じゃあ、僕たちはこれで…」アセアセ
見るからにDQN「失礼しましたー!」ヒュー
クゥ「……」
◆
見るからにDQN「あー、びっくりした! ヤクザがいるのかよ幻想郷!」
にこやかなDQN「仮釈放そうそうついてないね」
見るからにDQN「くそっ……おい、適当に妖精でもふんじばって、憂さ晴らししようぜ」
にこやかなDQN「そうだね。妖精なら誰も心配しないし、何より死なない。最高のサンドバッグだよ」ニコリ
見るからにDQN「ギャハハハ! 言えてる!」
クゥ「消えろ」
ボシュ
DQN×2「」ドチャッ
クゥ「……」
◆
こころ「どこへ行ってきたんだ?」
クゥ「ちょっとゴミ捨て」
こころ「そうか」
クゥ「……」
クゥ「こころちゃん、改めて、今日は誘ってくれてありがとう」
こころ「なんだいきなり。私こそ、今日は楽しかったぞ」
こころ「私に"昔"をありがとう」
クゥ「――うん」ニコッ
早鬼「…よし、ずらかるぞ」コソッ
オオカミ霊「大親分(神子)への報告、どうします?」
早鬼「『何もなかった』でいいだろ」
第703ねこ「こころとデート」完
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