天使「ちゃんと警察に届けましょう!」悪魔「ちょっとくらいバレないって〜」
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1
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小説家の名無しさん
🕐04/05 10:02
女(・・・部活疲れたなぁ・・・ジュース飲みたい・・・でももうお小遣いが・・・)
女(・・・あ!財布が落ちてる・・・)ヒョイ
女(・・・)コソッ
女(うわっ、結構入ってる)
女(・・・・・・警察に届ける前に100円くらいもらってもバレないんじゃ・・・)
女(だ、ダメダメ!人のお金を盗るなんてそんなこと・・・)
ホワンホワンホワン
天使「その通りです!ちゃんとそのまま警察に届けましょう!」
女(はっ!?私の脳内の天使!)
ホワンホワンホワン
悪魔「大丈夫大丈夫♪ジュース代くらいもらってもバレないって〜」
女(はっ!?私の脳内の悪魔!)
悪魔「てか落とし主からしたら財布拾ってもらっただけでも大喜びじゃん?むしろお礼に100円くらいくれて当たり前じゃね?」
女(うぅ・・・)
天使「ダメよ!たった100円だけでも泥棒は泥棒!あなたはそんなことする子じゃないはず!」
女(うぅ・・・!)
悪魔「100円くらいでケチケチすんなよ〜天使のくせに器が小さいなぁ」
悪魔「そんなだから胸もそんなちっさいんじゃねえの!ぎゃはははは!」
天使「な!?」カチーン
女(!?)
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返信数:10件
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2
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小説家の名無しさん
🕐04/05 10:10
天使「むむむ胸の大きさは関係ないでしょうが!」
天使「だいたい女性の胸なんてのはつつましいくらいが清楚でちょうどいいんです!」
天使「あなたみたいに無駄にでかくていやらしい胸なんて邪魔になるだけです!」
悪魔「え〜なに僻んでんの?ww」ポヨーン
天使「ムキー!!」
女(な、なんか喧嘩し始めた・・・)オロオロ
女(あの・・・財布どうしたら・・・)
天使「そのくらい自分で考えなさい!」
女(えぇ・・・)
悪魔「まあとりあえずジュース飲みながら考えたら?ちょうどそこにお金あるんだし」
天使「そうねそこに自販機もあるしっておい!!!油断も隙もないわね!」
悪魔「なんでお前がそそのかされそうになってんだよ」
女(さすが天使)
天使「とにかく!そんな下品乳の言うことは聞いてはいけません!今すぐ交番に・・・」
悪魔「・・・その下品乳に必死にむしゃぶりついてたのはどこの誰だったかな〜?」
天使「・・・へ!!?」
女(・・・お?)
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3
]
小説家の名無しさん
🕐04/05 10:11
悪魔「いや〜激しかったなぁあの夜は」
天使「ちょちょちょちょちょっとやめなさいってば!!///」
女(え?お二人はその・・・そういう関係?)
天使「ちちちちち違います!あの時はそこの悪魔が無理やり・・・」
悪魔「あれ〜?確か酔っ払ったお前が私を押し倒して」
天使「だだだだだから違うくて!あれはあなたが宅飲み中に誘惑してきたから!」
天使「なんかその・・・ああいう雰囲気だったからなんかもう行かないほうが逆に失礼かなーみたいな!?」
悪魔「え〜別に誘惑してないけどなぁ・・・ただ酔っ払って暑くなってきたから一枚脱いだだけで」
天使「ほらぁ!絶対誘ってるでしょそんなの!ねえ!?」
女(いや聞かれても・・・ていうか財布・・・)
天使「だだだだいたいあんなのは一夜の間違いです!あなたみたいな穢れた女と・・・その・・・しちゃったなんて私の一生の汚点よ!」
悪魔「・・・は?」
女(おっと)
天使「あなたみたいなビッチ悪魔と誰が好き好んでするもんですか!!調子に乗らないで!」
悪魔「・・・」
悪魔「そんな・・・言うことないじゃん・・・」グスッ
天使「!?」
女(あーあ・・・)
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7
]
小説家の名無しさん
🕐04/05 10:55
悪魔「わ、わだぢはぁ、う、うれぢがっだのに、いっ」グスッ
天使「え、ちょっ」
悪魔「りょ、りょうおぼいだっでぇ、おぼったがらぁ・・・うれぢがっだどにぃ・・・」メソメソ
天使「え、な、なんて?」
女(両想いだと思ったからうれしかったんじゃない?)
天使「え、そ、だ、だまされないわよ!だ、だってあなたその・・・誰とだって寝るじゃない!どうせ男女問わず他の人ともそういうことしてるんでしょ!?」
悪魔「そういうごとぼぢでだけどぉ!だ、がらっでぇ、べづに本気で、ぇ、好ぎにならないわげぢゃないしぃ・・・」グシュグシュ
悪魔「ていうが・・・あれ以来誰どもしてないしぃ・・・うぅ・・・」
天使「え、いや、あのだって、普段口げんかばっかりで・・・そういう感じもしなかったっていうか・・・えぇ・・・」チラッ
女(いやこっち見られても)
悪魔「・・・ぐすっ・・・もういい・・・帰る」シュルン
天使「あ・・・」
女(消えちゃった・・・)
天使「・・・」
女(・・・)
天使「・・・じゃあ・・・あの・・・帰ります・・・」シュルン
女(あっはい)
女(・・・)
女「交番行こう・・・」
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8
]
小説家の名無しさん
🕐04/05 10:56
〜数日後、電車内〜
ガタンゴトン・・・ガタンゴトン・・・
女(・・・)
ツギハ〜○○〜○○〜キュウジツウンテンノタメ○○ハツウカイタシマス・・・
女(・・・)
プシュ〜
ガヤガヤ・・・
女(・・・!?)
おばあさん「ふぅ・・・」
女(目の前におばあさんが・・・!普通ならここは席を譲るべき・・・でも)
女(このおばあさん登山服着てる・・・!)
女(どう見ても足腰強そう・・・譲ったら逆に失礼なんじゃ・・・あぁどうすれば・・・!)
ホワンホワンホワン
天使「ここは席を譲りましょう・・・たとえ登山ルックでも高齢者は高齢者・・・それに実は登ってきた帰りでへとへとかもしれません」
女(はっ!私の脳内の天使!)
天使「・・・」
女「・・・」
女(あれ・・・悪魔は?)
天使「法事で休みです」
女(悪魔も法事とか行くんだ・・・)
女(・・・いや絶対嘘でしょ?あんなことあったから顔合わせたくなくて休んでるんでしょ絶対)
天使「さ、さぁ・・・」
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9
]
小説家の名無しさん
🕐04/05 10:57
女(もうちゃんと謝ったほうがいいって)
天使「で、でも・・・」
女(そんでちゃんと付き合おうって言ったほうがいいよ)
天使「いいいいいや付き合いたいとかそんなんじゃ・・・!」
女(でも誘われてそれにあなたは乗ったわけでしょ?好きじゃないのにそんなことするかなぁ)
天使「それは酔ってたからで・・・!ていうか!そもそもあの子の告白が本当だかも怪しいし」
女(えーあんなに泣いてたし本心だと思うけどなー)
天使「人を騙すために嘘泣きくらい平気でするのよあの悪魔は!」
天使「それに前も言ったけど、あの子本当にちょっと好みの男がいたらすぐ誘って・・・その、そういうことしちゃうの」
天使「他人の男に手を出して刺す刺さないの修羅場に発展したことも数知れず・・・そのたびに私がなぜか仲裁に呼び出されたり・・・」
女(頼りにされてるじゃん)
天使「たまたま一緒に仕事する機会が多かっただけの腐れ縁よ・・・」
女(まあつまり今までが今までなだけにあの告白をそのまま受け取っていいか迷ってるってことだね)
天使「うん・・・」
女(私はすごい真剣な気持ちなんだと思ったけどな。普段の悪魔さんを知らないからあんまり参考にはならないかもだけど)
天使「ううん、ありがとう。ちょっと自分でもう少し考えてみるわ」
女(うん・・・ちなみに席を譲るかどうかはどうすれば・・・)
天使「自分で考えなさい。じゃあね」シュルン
女(えぇ・・・)
※この間の脳内会話わずか2秒
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10
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小説家の名無しさん
🕐04/08 22:40
女「・・・」
女「・・・あの」
おばあさん「はい?」
女「席・・・どうぞ」スッ
おばあさん「あ、大丈夫よ。どうせそんなにかからないし、それにこれから山登りだから足を慣らしてるの」ニコニコ
女「あ、そ、そうですよね・・・はは・・・」ストン
女(・・・恥ずかしいいいいいいいいいいいいいいいいいい)
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11
]
小説家の名無しさん
🕐04/08 22:42
〜通学路〜
女(はぁ・・・部活疲れた・・・早く帰ろ)
キキィイイイイイイイイイイイ!!!
野良犬「グルルルル」
女(!!?)
女(きゅ・・・)
女(急に道路に飛び出した犬が車に轢かれそうだああああ!!)
女(車が急ブレーキしたけど間に合わなそう!)
女(しかも全力で走って助けに入ればギリギリ犬を助けられそうな位置に私がいる!)
女(でももし失敗したら私まで・・・ああああああ一体どうすれば・・・!)
ホワンホワンホワン
天使「・・・」
女(はっ・・・!私の脳内の天使!)
ホワンホワンホワン
悪魔「・・・」
女(はっ・・・!私の脳内の悪魔!)
天使「・・・」
悪魔「・・・」
女(・・・気まずっ!!何か言ってよ!)
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12
]
小説家の名無しさん
🕐04/08 22:44
天使「・・・ちっす」
女(あいさつとかじゃなくて!早く決断しないと犬が!)
悪魔「・・・自分の命かけてまで犬助ける必要なんてないって。かわいそうだけどほっとくしかないな」
女(そうそうそういう感じの!)
天使「・・・さすがに危ないからやめておいたほうがいいと思います」
女(天使も否定的!?)
悪魔「・・・ちゃんと仕事しろよ天使様」
天使「・・・無断欠勤してたあなたに言われたくないわ」
悪魔「ちげーし有給使ったし。そもそも誰のせいで休んだと思ってんの?」
天使「ぐっ・・・」
女(ていうか会社勤めなんだ・・・仕事でやってたんだねこの天使と悪魔がささやくやつって)
女(あっ、そういえば天使が悪魔さんの告白を素直に受け止めるべきかってこの前悩んでたよ)
悪魔「えっ!そ、そうなんだ・・・」
天使「ちょっとなんで言っちゃうのよ!」
女(いやだって早くそっちの問題解決しないと犬が・・・)
ヤンキー娘「危ねぇ!!」ダッ
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13
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小説家の名無しさん
🕐04/08 22:44
天使「あっ!なんか向かいの歩道からヤンキーっぽい女の子が走ってきてるわ」
女(えっ!?本当だ・・・ていうかあれ同じクラスの人だ!話したことないけど)
天使「あの子も犬を助けようとしてるみたいね」
悪魔「でも微妙に距離が遠いし、多分このまま行けば犬もろともヤンキー娘も・・・」
女(・・・やっぱり私が行かないと・・・あのヤンキーさんも危ない!)ダッ
悪魔「・・・とりあえずこっちの問題は保留だな」チラッ
天使「そ、そうね・・・それがいいと思うわ」
※ここまでの脳内会話わずか0.2秒
女(あっ駄目だこれなんか間に合わない感じがするていうか死ぬ)
天使「諦めないで!」
女(いや根性でどうにかなるもんでも)
天使「仕方ないわね・・・色々迷惑もかけてるしお詫びに天使の力でサポートしてあげるわ!」
天使「『天使ブースト!』」ピカーッ
女(おぉ!何か足にすごい力が溢れるような感じが・・・!)
天使「助けたいものの名前を唱えながら走ればそこまで一瞬で行けるわ!」
女(犬!犬です!)
天使「駄目よ犬種を言わないと!」
女(ええええ!!?知らないよそんなの!!)
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14
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小説家の名無しさん
🕐04/08 22:44
悪魔「あ、私知ってるかもあの犬」
女(ほんと!?)
天使「早く教えてあげて!」
悪魔「えーっと何だっけ、なんか戦争映画のタイトルみたいな・・・」
女(全然わからん!)
天使「『プラトーン』!?」
悪魔「あ!なんか近い気がする!あれだよ、弾持ってこいってすごい言う・・・」
天使「わかった!『プライベートライア
女「ポメラニアアアアアアアアアン!!!!」ズザアアアアアアアア!!!!
ヤンキー娘「えええええええっ!!??」
ブロロロロロロ・・・
ヤンキー娘「あ!逃げんな車コラ!!轢き逃げ未遂だぞてめえ!!」
女「だ、誰か・・・」
ヤンキー娘「っ!おい!大丈夫か!?すげー速さだったなお前!?あれていうか同じクラスの奴じゃん!」
女「い・・・犬・・・犬は・・・?」ヒュー・・ヒュー・・・
野良犬「クーン」
ヤンキー娘「お、おぉ・・・お前の腕の中できょとんとしてるよ・・・怪我もないっぽいし」
ヤンキー娘「それより救急車だ・・・病院行かねえと」
女「犬の・・・病院?」
ヤンキー娘「いやあんただよ。引くほどすりむいてんぞ・・・いちいちきゅー・・・」ピポパ
女「・・・」
女(プライベート・ライアンとポメラニアン・・・)
女(ほぼ合ってないじゃん・・・)
悪魔「思い付いた時はすげー語感似てるなーって思うんだけどね」
天使「口に出すと全然違うのよね」
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女(・・・)コソッ
女(うわっ、結構入ってる)
女(・・・・・・警察に届ける前に100円くらいもらってもバレないんじゃ・・・)
女(だ、ダメダメ!人のお金を盗るなんてそんなこと・・・)
ホワンホワンホワン
天使「その通りです!ちゃんとそのまま警察に届けましょう!」
女(はっ!?私の脳内の天使!)
ホワンホワンホワン
悪魔「大丈夫大丈夫♪ジュース代くらいもらってもバレないって〜」
女(はっ!?私の脳内の悪魔!)
悪魔「てか落とし主からしたら財布拾ってもらっただけでも大喜びじゃん?むしろお礼に100円くらいくれて当たり前じゃね?」
女(うぅ・・・)
天使「ダメよ!たった100円だけでも泥棒は泥棒!あなたはそんなことする子じゃないはず!」
女(うぅ・・・!)
悪魔「100円くらいでケチケチすんなよ〜天使のくせに器が小さいなぁ」
悪魔「そんなだから胸もそんなちっさいんじゃねえの!ぎゃはははは!」
天使「な!?」カチーン
女(!?)