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地下秘密基地 ケロロ「えー、それでは簡潔に」 ケロロ「右から、ギロロ伍長、クルル曹長、タママ二等兵、アンゴル・モア殿」 ケロロ「全員まとめて、ケロロ小隊であります!」 ナレーション(ケロロ)「ああっ! やっぱり誰か忘れられてるっ!」 ゼタ本「アンゴル族だと!? なるほど、確かに最高の人員だな……ある意味でだが」 夏美「で、結局これはなんの集まりなの?」 ケロロ「いやあの、これこれしかじかと言いますか」 モア「てゆーか、かくかくうまうま?」 ナレーション(ケロロ)「これがアリス探偵局のネタだって知ってる読者、いるかな」 ナレーション(ボーボボ)「さぁ…」 夏美「はぁぁぁぁ!? こいつの魔界と地球が混ざったぁぁぁぁ!?」 ケロロ「そーなんでありますよ…」 夏美「しかも魔王ギリかツル・ツルリーナ4世を倒せって、何でそんなの引き受けちゃったのよ!」 ケロロ「だってしょーがないじゃん! 我輩たちトラブルが多いから、少しでも友の会からの信用を回復しなきゃなんないの! 近所付き合い大事!」 ゼタ本「…いつもこうか?」 クルル「だいたいな」 ゼタ本「おい小娘、名はなんと言う」 夏美「日向夏美だけど!?」 ゼタ本「そうか。では日向夏美、今の状況の何が不満だ?」 夏美「全部よ全部! 何でうちを巻き込むのよ!」 ゼタ本「別に我は、おまえを巻き込もうとは思っていない」 夏美「へっ?」キョトン ゼタ本「我らはメル・バル・カスの指示に従ってここに来ただけだ。ケロロ小隊は、我の新たなる魔界で引き取らせてもらう」 ケロロ「ゲロッ!? なにゆえ!?」 ゼタ本「魔王ギリにしろツル・ツルリーナ4世にしろ、相手は組織だ。複数の拠点を持っているだろう」 ゼタ本「ならば、移動は楽な方がいい。魔界には時空間ゲートがあるからな」 夏美「時空間ゲート?」 ゼタ本「転送装置だと思ってくれればいい。実際、我らもそれを使ってここに来た」 ゼタ本「これならば、文句はあるまい?」 夏美「…まあ、そうね」 ゼタ本「よし、決まりだな。軍曹、今すぐ荷造りを始めろ! そして下僕たちよ、手伝ってやれ!」 ケロロ「りょ、了解であります!」 ミロード「わかりましたぁ〜」 ギロロ「これから、忙しくなるな」 クルル「クックックッ、面白くもなるぜ」 ◆ プラム「そうね、見てるこっちも面白いわ」 プラム「それにしても、ゼタったらあんな姿になっても、まだ魔王気分でいるんだ」 プラム「さすがね。私が見込んだだけのことはあるわ」 プラム「でも、油断は禁物よ。もう私にさえ、あなたの魔界の未来は読めないんだから――」クスクス プロローグ「魔王の災難」完
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