ひたすらカオスですけど、一応勧善懲悪物語です。
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灰色ねこ◇4aH6a11ZwA
2022/05/01/22:49
ボーボボのナレーション「前回のあらすじ! 大地震によって出現した時空の歪みに飲み込まれ、原始時代にタイムスリップしてしまったケンとリカは、そこで宇宙人と出会い――!」
ケロロのナレーション「ちょっと待てー! これこのスレが始まりだから、前回とか無いよ!」
ボーボボのナレーション「えっ!? お、おい、なんか違うみたいだぞ。どうなってんだよ…何?こっちが本物!?」
参戦作品
○ボボボーボ・ボーボボ
○トラウマイスタ
○魔法陣グルグル
○ファントム・キングダム(小説版)
○ケロロ軍曹
グルグルのメッセージウィンドウ【ろくなコラボじゃなかった!】
#毎週日曜更新予定。
#もくじ
>>2-9
プロローグ
>>10-20
第1話
>>21-36
第2話
>>37-65
第3話
>>66-86
第4話A
>>109-128
第4話B
>>87-97
第5話A
>>129-184
第5話B
>>98-108
第6話A
>>185-205
第6話B
>>206-227
第7話
>>228-252
第8話
>>253-291
第9話
>>292-317
第10話
>>318-336
第11話A
>>337-379
第11話B
>>380-415
第12話
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2024/04/21/22:20
ハイドレート「おのれ地上のゴミどもがぁ〜! まさか私をここまで追い詰めるとは〜!」
【ハイドレートの残りHP:6000/10000】
天の助「おっしゃー! とどめは俺がいただくぜ!!」バチン
パタン
リンゴ団 < やぁ。
天の助「って、何これ!? 変な人たち出た!!!」
リンゴリンゴリンゴリンゴリンゴ
リンゴリンゴ
天の助「フゴフゴフゴゴ…」
天の助「」チーン
ハイドレート「ふざけおって、余興は終わりだ!! まとめて私の足で殺してくれるわー!!!」バッ!
田楽マン「まずい! もう1分たつのら!」
ボボボン!
ビュティ「あ! みんな元に戻っていく!! このタイミングってヤバいんじゃ…!」
ボーボボ「まだだ!! まだメンコは残っている!!」ガシッ グイッ
首領パッチ「わああああ!?」
ボーボボ「これがラストだ!!!」ブンッ!
首領パッチ「ぶ!!」バキ!
パタン…
ボーボボ「こ、これは……小隊長!!」
"カンチョー君"田楽パワー発動!!!
ハイドレート「やつは一度散ったはず! まさか、どこに…!?」
カンチョー君「振り返ればやつがいる…」
ハイドレート「!!」ガーン!!
カンチョー君「貫き通すはおのれの浣腸道」ババババババ
ハンペン「あれは、千年殺しの印!」
"G O T O H E A V E N"!!!!
ズ ド ン !!
ハイドレート「ぐぎゃあああああああ!!!!」
カンチョー君「グオオオオ光の射す方へ……光の射す方へー!!」ギュルルル!
ビュティ「わけわからんこの下ネタ!!」
ボーボボ「よし! がんばれ小隊長、あと少し!!」
首領パッチ「ハイドレートを再起不能にー!!」
ビュティ「きゃあああ何この絵面!? 最悪だーーー!!! 本当にこんなのが裏マルハーゲ帝国とのラストバトルなの!?」
ヘッポコ丸「え…? たぶん…」
ゼタ本「者共、小娘のツッコミに惑わされるな! この男は今ここで確実に打ち倒さねばならん、魔王クラスの脅威だ!!」
アルタ「言われなくともわかっておる!」
ミロード「このままじゃ、全部あの人の暗黒に飲み込まれちゃいますよぅ!」
ビュティ「何でさっきから私が間違ってるみたいな扱いになってるの!?」
[K]
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2024/04/21/22:22
ハイドレート「ぐおおおおおおおおおお!!!!」
【ハイドレートの残りHP:1000/10000】
ハイドレート「がはっ……この私がまた負けるのか……30年前のあの時のように…」
首領パッチ「こいつ、カンチョーされたまた過去話にいく気か!? 無茶だ!」
ボーボボ「ハイドレートの過去!? ちょうどいい、正体を暴いてやるぜ!!!」
…私は30年前、マルハーゲ帝国の最高位の子として産まれてきた……何不自由なく、勝者の子として。
天の助「すやすや」
ヘッポコ丸「こいつ、もう寝てる!!」
だが私は生まれてきたその時点ですでに負けていたのだ。自分の兄であるあの男に…。
ボーボボ「そ、それってトシちゃん!?」
ケロロ「誰だよ」
その男こそが私の兄であり、後にマルハーゲ帝国の支配者となる皇帝ツル・ツルリーナ4世だったのだ。
ハレクラニ「何ィ! ハイドレートはツルリーナ4世の弟だっただとー!!?」
ソフトン「だが、なぜ4世の弟が闇の世界に!?」
私は産まれたその日から区別して育てられた。帝王と、下僕に。
ククリ「そんな、兄弟なのにどうして!?」
ジュジュ「後継者は一人でいいからね。ありえない話じゃあないわ」
そして7歳になったある日、私は兄を守るための真拳を身につけるよう命じられ……私の前に一人の真拳使いである指導者がやってきた。
ボーボボ「はいはい、どーせ足の裏真拳なんでしょ。足の裏クサ蔵とか? どーでもいいよ。興味ねー」鼻ホジ
釣り人首領パッチ「こりゃ大物だぜ!!」
ビュティ「ちょ……真面目に聞こうよ!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2024/04/21/22:23
地雷ダンディ(地中35年)「俺の名は地雷ダンディ! 貴様の教育係だ。今日から我が娘、魚雷ガールと共に貴様を鍛えていくぜ」
魚雷ガール(5歳)「おふざけは許ちゃない」
ボーボボ「地雷ダンディー!!?」
首領パッチ「スゲーの出たー!!!」
天の助「魚雷先生と知り合いだったのー!!?」
ビュティ「ここでめちゃくちゃ食いついたー!!!」
地雷ダンディ「小僧……貴様は一体どのような真拳を望む? 地中に埋まった鉄塊になった気持ちで答えて見せろ」
ハイドレート(7歳)「!?」
ハイドレート(7歳)「…俺は兄と……ツルリーナ4世と対等に戦える真拳を望む!」
地雷ダンディ「つまり、どんな地雷を踏んでもびくともしない足の裏が欲しいと!」
ハイドレート(7歳)「一言も言ってないよそんなこと!」
地雷ダンディ「この"地雷ヌカ"に足をつけて8年待てば、何にも負けぬ最強の「足の裏真拳」が完成する」
ハイドレート(7歳)「ちょ……何勝手に決めてんだよ!!」
地雷ダンディ「真拳とはまさに、己の想いとのフィーリングよ…」ガシッ グイッ
ハイドレート(7歳)「ちょっ……何する気だ!? 降ろせ!!」
地雷ダンディ「無理やり覚えさせたのでは意味がない!!」
地雷ヌカ < ズボ!
ハイドレート(7歳)「うわああああ! え!? あ? ええっ!?」
地雷ダンディ「くらえ小僧! 円盤真拳奥義"ぶったぎり"!!!」ズバババ!
ハイドレート(7歳)「ぐわああ!」
地雷ダンディ「さあ、力が欲しいだろう!? 地雷を制する者は世界を制すぞ!!」
ビュティ「やりたい放題だー!!!」
ハレクラニ「親子だな…」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2024/04/21/22:24
そして8年の月日が流れた…
ハイドレート(15歳)「ハアハア……耐え抜きましたよ……これで修業は終わりですよね、地雷師匠…」
地雷ダンディ「」ガチャ…
魚雷ガール(13歳)「解体完了っと!」フゥ
ハイドレート(15歳)「」
ボー&パチ「「地雷ダンディーーー!!!!」」ブワッ
天の助「うわあああ解体されてるーーー!!!」ブワッ
ビュティ「わ!!」
ハイドレート「こうして私は足の裏真拳を手に入れた…」
三馬鹿「「地雷ダンディーーー!!」」
ビュティ(聞いてない…)
ハイドレート「私はただ、兄に下僕ではなく普通の弟として接してほしかっただけなのだ……ツルリーナ4世の弟として兄に認められる強大な真拳なら何でもよかった…」
ハイドレート「こんな足の裏真拳でもな!!!」ゴオッ!
ビュティ「きゃあああ何!? ハイドレートの足から怨霊みたいなのが…!」
ヘッポコ丸「なっ!? この怨霊、俺たちの靴を脱がしていく!」
ピカソ「何をする気だ!?」
ハイドレート「見よ!! これが兄に認められるために身につけた私の真の力!!!」
足の裏真拳超最大奥義"誇張誇張総攬瞋恚(足の裏コチョコチョでくすぐり殺すさま)"!!!!
ゼタ本とネブラ以外の男性陣+首領パッチ「「ギャハハハハハ!!!!」」コチョコチョ
ビュティ「こんな技が最大奥義!? 認められるわけねーだろ!!!」
ギロロ「ギロギー! まずいぞこの技! 笑い死ぬぅーーー!! ぐばっ!!」
ドロロ「耐えられぬ…! このままではごはっ!!」
ビュティ「そんな、効いてる!!」
ルミネ「…あのね、ビュティ」
・拘束されていて身動きが取れず反撃不可能
・笑い続けることで体力消費
・悪臭が口からも入って更にダメージ追加
ルミネ「今こんな状態」
ビュティ「私が間違ってましたー!!」ガビーン!
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2024/04/21/22:26
首領パッチ「ぎゃはははは! こ、こんな時、"首領パッチステッキ"さえあれば…!」
ボーボボ「こ、これか!?」つ 物干し竿引っ掻けるやつ
首領パッチ「おおっ、"首領パッチステッキ"!! これさえあれば…」ガシッ
首領パッチ「"ナントカカントカパトローナム"!!!!!」ピカッ!
怨霊たち「「……………」」ピタ
ジュジュ「浄化」ペカー
怨霊たち「「やっぱギャアアアア!」」ジュウウウ
ビュティ「やっぱ!!?」
ハイドレート「ぐばぁ!! バカな、私の最大奥義が……足の裏真拳があああ〜〜〜!!」
【ハイドレートの残りHP:950/10000】
魚雷ガール「ふざけすぎーーー!!!!」ドゴッ!
ハイドレート「ゴハッ!!!」
【ハイドレートの残りHP:850/10000】
魚雷ガール「さっきから聞いていれば足の裏、足の裏って、あんたふざけすぎよ!!」
ビュティ「あれってあんたら親子が教えた真拳でしょ!!」
ハイドレート「ぐぬぬぬ、魚雷ガールか……貴様ら親子はまたあの時のように私の邪魔をするのか…」
私が闇の世界に葬られる、あの時のように…。
ハイドレート(20歳)「やめろ! 放せ!」
毛狩り隊員「4世様、ハイドレートを闇の世界に送る準備ができました」
4世「よし、送れ」
ハイドレート(20歳)「え!? ちょ……どういうことだよ兄上!? 答えてよ兄上! 兄上ー! 兄上ー!!」
天の助(24歳)「ドゥッタ♪ ドゥッタ♪」
ビュティ(うわ〜〜〜重要な仕事中に音楽聞いてる…)
ヘッポコ丸(よくこんなんでAブロック隊長になれたなあこいつ…)
天の助「何? 何?」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2024/04/21/22:28
4世「俺は帝王……弟など存在せぬ。ましてや足の臭い弟などなおのこと」
ハイドレート(20歳)「!!」ガーン!
ハイドレート(20歳)「うおおおお兄上……いや、ツルリーナ4世!! 貴様だけは許さねー!!」ゴゴゴゴゴ!
毛狩り隊員「うわっ! 何だこの力は!? ハイドレートが止められない…!」
地雷ダンディ「復活の円盤真拳!!!!」ズバババ!
ハイドレート(20歳)「ぎゃああああ!!」
ボー&パチ「「出たー♪ 地雷ダンディ!!!」」
天の助「俺知ってた♪」
ハイドレート(20歳)「うわあああ〜!」ズズズズ…
地雷ダンディ「踏むか踏まれるかの世の中よ」スタッ
毛狩り隊員「ハイドレートが闇に消えた!!」
魚雷ガール(18歳)「隙あり」カチッ
地雷ダンディ「なっ!?」
地雷ダンディ「さ、さすが我が娘よ…」
ドゴーン!!
ビュティ「何なの、この過去…?」
ピカソ「わかる…! すっげーわかる…! 努力を一番認めてほしい人に否定されたその気持ち…!」グスッ
レム「よりによって身内に否定されちゃあね…」
ククリ「勇者様、この人かわいそうだよ…」
ニケ「う、うーん…」
ビュティ「同情できる人いたー!」
ハイドレート「…こうして私が送られた闇の世界は、マルハーゲ帝国に逆らった者たちを葬るために作られた異空間だった…」
ハイドレート「私はその闇の世界で裏マルハーゲ帝国を築き、いずれ地上を乗っ取るために力を溜め続けた…」
三馬鹿「「そんなことはどーでもいい!!!」」バキャ!
ハイドレート「がべばっ!!!!」
ビュ&ヘポ「「どーでもいいの!!?」」
【ハイドレートの残りHP:840/10000】
ボーボボ「俺たちが知りたいのは地雷ダンディのその後なんだよ!」
首領パッチ「死んだのか!? 教えろよ!」
ビュティ「趣旨変わってるー!!!」ガビーン!
魚雷ガール「父はその後、犬にくわえられている所を目撃されてるギョラ」
三馬鹿「「生きてた! よかったー!!」」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2024/04/21/22:30
破天荒「テメー! ベーベベさんをいつ洗脳しやがった!? 答えろ!」
いいだろう、教えてやる……あれは20年前、マルハーゲ帝国が毛の王国を滅ぼしたあの日──
やたら兄貴風を吹かしてるやつに出会った。そいつこそがべべべーべ・べーべべよ。
私はすぐにさらって、
大量の鰹節と猫じゃらしとサンマの七輪炊きと毛糸玉で私の部下として洗脳してやったのよ。
破天荒「!!! ちょ……テメ! 嘘ついてんじゃねーぞ!! そんなんでベーベベさんが本当に洗脳されたのかよ!!」
ハイドレート「私は兄貴風を吹かせたやつが許せなかった!! 我が兄ツルリーナを見ているようでな!! ボーボボ、貴様も兄がいなくなってせいせいしたはずだ!!」
ハイドレート「死ね! 足の裏真拳奥義"廻附豺狼臭艶(おくりとどけるはけもののニオイ)"!!!」ゴオオオオオ!
破天荒「ぐおっ、こいつ!」
ボーボボ「ベーベベ兄さんは貴様の兄貴、ツルリーナ4世とは違う…」
ハイドレート「何!?」
ボーボボ「ベーベベ兄さんの兄貴絶対主義は処世術だったんだ。より強大な力を持つバーババ兄さんとビービビ兄さん、そして何よりも血を見るのが大好きなブーブブ姉さんから俺たちを守るためのな!」
首領パッチ「そして貴様に歯向かえば矛先が俺に向くと見てわざと捕まったんだー!!! うわああああ"ナンタラカンタラパトローナム"!!!」カッ!
ハイドレート「ぐおっ!!! 私の油あげが!!」パァン!
ビュティ「何で首領パッチ君がそれを言うの!? そしてさっきから何なのその魔法!?」
チャップリン「え? ハリー・ポッターだろ?」キョトン
ライムライト「それは知ってるのかライ!」
ボーボボ「悲しき帝王の弟よ、地雷ダンディのためにも貴様を倒す!!!」
ビュティ「ベーベベ兄さんは!?」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2024/04/28/22:07
ヘッポコ丸「さあ、このボス戦もいよいよクライマックス!! 出るかレア技!? レア技出るか!?」
ビュティ「超バトルおたく…」
ピカソ「こいつ、こんな面があったのか…」
ハイドレート「くっ……わたしの精神の支えであったニャンニャンアーマーと油あげアーマーを砕くとは……予想外でしたよ」
ビュティ「あんな物が精神の支えだったの!!?」
ハイドレート「だが勝ったと思うなよ! 闇よ集まれー!」ズオオオ!
ボーボボ「うおっ!」
ハイドレート「闇皇帝の鎧"ダーク・ネクロス"!!!! 貴様らはもう終わりだ!!!」ジャキーン!
ケロロ「聖闘士星矢みたいな鎧が出てきたであります!」
タママ「悔しいけどかっこいいですぅ!」
ビュティ「そんな立派な鎧持ってんだったら最初から着とけよ……何だよ、パジャマとか油あげとか」
ルミネ「…ビュティ、よく見て。あの鎧足まで完全防備してるから、装着したら足の裏真拳使えなくなっちゃう」
ドロロ「なるほど。あえて足の裏真拳を封じることで、自らの基礎能力を大幅に向上させる真の奥の手と見た!」
ビュティ「私また間違っちゃったの!?」ガーン!
ハレクラニ「この鎧が本当の最終形態か…」
ソフトン「闇の鎧まで装着できるとは……ツル・ツルリーナ4世の弟だけのことはある」
ヘッポコ丸「すごい!! あの鎧の洗練されたデザイン、無駄のないフォルム! レア物だ!! 超レア物やでー!!」
ビュティ「この人だけ違う意味で食いついたー!!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2024/04/28/22:09
ハイドレート「この地上を制圧するのはツルリーナ4世ではなくこの私なのだ!! 邪魔するやつは片っ端からぶち殺す!!!」
ボーボボ「貴様らの下らん兄弟喧嘩のことなど知らんが、俺がここにいた以上、テメーはここで…」
ボーボボ&怒んパッチ「「ぶっ倒される運命なんだよ」」ドン!
天の助「なっ……首領パッチが怒んパッチになってる!!! いつの間に!?」
怒んパッチ「俺は仲間を誰1人救えなかった……そんな自分への怒りでまたこの姿に…!」ギリッ
ファーブル「誰1人って……死んだの、あのカンチョーするやつだけじゃない?」
ネブラ「あのう……実はさっき」
アリサ「アリとバッタが踏まれるのを見たぞ」
ビュティ「虫かよっ!!!」
ゼタ本「何にせよ、現状ではこの2名がハイドレートにトドメを刺せる最高戦力だ! 決してぬかるんじゃないぞ!」
ボーボボ「テメー!! 俺の出番取るつもりだなコラ!! ぶっ殺す!!」ボカスカ
怒んパッチ「何すんだテメー!!」ボカスカ
ビュティ「この2人さっそく喧嘩してるー!!!」
ゼタ本「いい加減にしろ貴様らー!!」ゼタビーム!
ボー&パチ「「ギャアアアアア!!」」アボーン
ボーボボ「チキショー!! これ以上首領パッチに目立たれてたまるかー!! 俺も封印解除!!!!」ズガシャーン!
ボーボボ「見よ!! これぞ三大鼻毛極意の1つ、"毛深一天"!!!!」ズゴゴゴ!
ヘッポコ丸「出たー!! 激レア奥義三大極意!!! ハイドレート、おまえはもう死んでいるぅ!!」
ビュティ「うるさい!」
ハイドレート「ぐぬぬぅ……バカな! これが毛の王国の人間のパワーか!!? こいつ一体どこにこんな力が…」
ボーボボ「極意とは奥義をさらに一段階極めたもの……そしてこの極意は全奥義中最高の破壊力を持つ」
ハイドレート「何!!」
ボーボボ「しかし、この極意にはクリアすべき5つの厳しい発動条件が存在する!!!」
1.巨大ダコを倒せ!
2.仲間と素敵な旅をしろ!
3.感動の涙を流せ!
4.天の助をひっぱたけ!
5.地球を100周してこい!
ビュティ「4つ目まではなんとかなりそうだけど5つ目だけ厳しすぎだろ!!!」
怒んパッチ「じゃあ早く条件を満たしちまいな。それまでハイドレートは俺が引き受けるぜ!」
ボーボボ「誰がテメーに出てこいつったよ! 後ろで納豆でも食ってろやボケ!!」
怒んパッチ「テメ、何のつもりだ!?」
ビュティ「やめなよ!!」
ニケ「そんなことしてる場合かー!!」ドゴーン!
【勇者のツッコミ!】
ボー&パチ「「ギャアアアアア!!」」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2024/04/28/22:10
ハイドレート「させるかー!!」ゴオオ!
ビュティ「来た!」
怒んパッチ「怒りを貯めるぜ…」
怒んパッチ「この前、梅干しを食べた時…」
\ /
米 米 < すっぱ〜
米
怒んパッチ「こんな顔になった……そんな自分が許せねぇ…」
"サンダーハジケラッシュ"!!!!
ハイドレート「ぐおおおおおおお!!!!」ドゴドゴドゴドゴ!
ハイドレート「ぐはぁ!! こいつも強い……だが、私は死なぬ!」
【ハイドレートの残りHP:1/10000】
ソフトン「やつを完全に倒すには超強大な一撃で鎧ごと砕くしかないのか!?」
ボーボボ「いいだろう!! ならばこれより極意"毛深一天"を発動するための5つの条件をクリアしていくぜ!!!」
ボーボボ「まずは条件その1、「巨大ダコを倒せ」!!!」
5ミリのタコ「クラスでは上から2番目っす。映画館はなるべく後ろに座るっす」
ビュティ「この子じゃダメでしょ!!!」
ケロロ「ボーボボ殿ー! 宇宙ダコを連れてきたでありまーす!」ミシィ
宇宙ダコ「ジュビジュバァー!」
ビュティ「連れてきたっていうか捕まってますけどー!?」
ボーボボ「ナイスだぜケロロ! そしてまとめて死ねー!!」つ ロケットランチャー
ケロロ「何でー!?」アボーン
ナレーション(ボーボボ)「条件その1、クリア」
怒んパッチ「その調子だボーボボ!! 早く次の条件に行け!!」ガガガ!
ボーボボ「おっしゃー! 次いくぜー!」
ボーボボ「条件その2、「仲間たちと素敵な旅をしろ」!!!」
ジュジュ「ねえ、これって最初からクリアしてるんじゃないの?」
ボーボボ「うん」
ビュティ「そーなの!?」
ナレーション(ボーボボ)「条件その2、クリア」
ボーボボ「そして条件その3、「感動の涙を流せ」!!!」
ボーボボ「『のび太の恐竜』か、『ブタのヒヅメ大作戦』か…」ウーム
ビュティ「ビデオとかでもいいの!!? この条件安いな!!」
ボーボボ「よし、『バンビ、ゴジラに会う』に決めたぜ!」
ビュティ「どんな作品だよ!!?」
ボーボボ「くうううーーー泣けるーーー!! バンビーーー!!」(号泣)
ビュティ「いやバンビゴジラに踏み潰されただけじゃん!! どこに泣き場がっ!?」
ナレーション(ボーボボ)「条件その3、クリア」
ボーボボ「次、条件その4、「天の助をひっぱたけ」」
天の助「いやこの条件おかしいだろ!! 俺限定ってよぉ!! これボーボボの野郎の陰謀だろ!!」
ボーボボ「うん」
天の助「( ゚д゚)」
ぐしゃ
ナレーション(ボーボボ)「条件その4、クリア」
天の助「素直でよろしい……許す……」ピクピク
ピカソ「大丈夫か?」
ゲルニカ「晴れやかな顔してるぞ」
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灰色ねこ◇4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◇4aH6a11ZwA
2024/04/28/22:12
ボーボボ「4つクリアー!!」
ビュティ「すごい、どんどん力が貯まっていく!」
ハイドレート「まずいまずいまずいぞー!! これ以上力を貯められる前に殺さねばー!!!」ダッ
怒んパッチ「させねぇ!」ザン!
ハイドレート「何!?」
怒んパッチ「まだだ!! まだボーボボにはこいつを一撃で倒す力は貯まってねぇ! 早くボーボボに最終条件をクリアさせないと、俺が先に時間切れになっちまう!」
怒んパッチ「だがやつがおとなしく俺の言うことを聞くとは思えねぇ……どうすれば…!」
怒んパッチ(はっ、そうだ…)ピカーン
怒んパッチ「おいボーボボ、テメーの極意ってのはその程度か? だとしたらとんだ期待外れだぜ。下がってろ邪魔だ」
ボーボボ「あ゛あ゛っ!!? 誰に口きいてんだこのトゲパチがぁー!!!! ちょっと待ってろやボケがー!!!」ドシュウ!
ボーボボ「条件その5、「地球を100周しろ」!! 目一杯とばせー!!」
怒んパッチ(ボーボボ、今回はおまえに譲るぜ…)フッ
ヘッポコ丸「すごい!! すごい!! すごすぎやでー!! 怒んパッチとか、要チェックやでー!!!」
ビュティ「まだやってたの!? このバトルおたく!!!」
推奨BGM『His name is bobobo-bo・bo-bobo』
ゴゴゴゴゴ…
ハイドレート「!! な、何だ…?」
ゴゴゴゴゴゴ!
ハイドレート「!? 何だ、あのバカでかいオーラは!!?」
ボーボボ「うおおおおお100周回ってきたぞー!!!」バン!
ハイドレート「なんだとーーー!!?」
ケロロ「ゲロゲロリ……こんなこともあろうかと、ミニUFOを持ってきていたのであります……あっ」ガクッ
タママ「軍曹さ〜ん!」
ナレーション(ボーボボ)「条件その5、クリア」
ボーボボ「これで5つの発動条件はすべて満たされ、極意"毛深一天"は解禁された!!! 終わりだ、ハイドレート!!!」
ハイドレート「この私は新たなる地上の王だ〜!! こんな所でぇ〜〜!!!」
鼻毛真拳三大極意"毛深一天"!!!!!
ハイドレート「ぎゃああああああああああ!!!!!」
【ハイドレートの残りHP:0/10000】
【闇皇帝ハイドレート:完全撃破】
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2024/04/28/22:16
ヘッポコ丸「やったー! ついにハイドレートを倒したぞ!!」
ピカソ「鎧の下は星形のニップレスに腰ミノとは…」ドンビキ
ファーブル「最後までファッションセンス狂ってたわね…」ゲンナリ
ニケ「ククリ、見るな」スッ
ククリ「う、うん…」
首領パッチ「はっ!! 待てよ……ということは俺が新しいマルハーゲ帝国の帝王なんじゃ!?」
天の助「ずるいですぞ殿!! 手柄一人占めは!!」
ビュティ(形的にはそーなるけど…)
田楽マン「おいビュティ、ワイン注げ。残りのやつは踊れ」
ビュティ「この子すでに帝王気取り!!?」
ケロロ「このままマルハーゲ帝国の帝王に収まれば侵略達成じゃね…?」
ギロロ「おおっ!」
ビュティ「そう言えばこいつら侵略者だったー!!」
カンチョー君「」
レム「カンチョー君、お疲れ様…」ギュ
ルブバ「後でしっかり墓建ててやるからな」
ブルース「勇敢なる戦士に敬礼!」ビシッ
ハンペン「あのー、わしも一応怪我した…」
菊之丞「唾でもつけといてください」ペッ
ボーボボ「ハイドレート……これが歪んだ兄弟愛の哀れな末路だ。俺の勝ちだ」
天の助「さあ、こんな愛でたい日はみんなで躍ろう!!」キラキラ
ヘッポコ丸「はあ!? 何で!?」
ボーボボ「焼け野原〜焼け野原〜」クネクネ
天の助「クエ クエ クエ」クネクネ
首領パッチ「ノノノノ〜ン」クネクネ
ヘッポコ丸「しかも何だこの不気味な踊り!? せっかくの勝利気分が台無しだ!!」
「キルキルキルキルキルキル…」
味方一同「「えっ?」」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2024/04/28/22:17
推奨BGM「宿命という名の嵐」
キルル「キルキルキルキルキルキル…」
ゼタ本「何だこいつは? ケロン人か?」
ケロロ「き、キルルー!? 何でこいつがここにー!?」
ブゥン
ハイドレート『あーっはっはっはっ!!』
ボーボボ「ハイドレート!?」
ハイドレート『地上の皆さん、この映像を見ているということは、私を倒すことができたのですね。いやいや、よくできました!』
ハイドレート『それが世界を滅ぼすことになるとも知らずに、ご苦労様です!』
ゼタ本「ど、どういうことだ!?」
ハイドレート『そこにいる白いやつの名はキルル。はるか古代、ケロン人という宇宙人がこの星を侵略するために開発した生体兵器であり、恐竜絶滅の原因です』
ピカソ「恐竜絶滅の原因!?」
ゼタ本「そうなのか!?」
ケロロ「そ、その通りであります」
ドロロ「キルルは古代ケロン人が作り出した最悪の侵略兵器。一度動き出せば侵略するどころか惑星の全生物を死滅させ、その惑星を滅ぼすのでござる! 確認できているだけで、138個の惑星とそこに住む生命体がキルルによって滅ぼされた!」
味方一同「「ええ〜っ!?」」
ハイドレート『私はツル・ツルリーナ4世に代わり、この地上を制覇する……だが、それが阻止された場合の保険として、ダソヌ兄妹にキルルを用意させたのです』
タママ「もしかして、提督さんの山にあった遺跡って…!」
ギロロ「キルルを封じるためのものだったのか!」
ハイドレート『私のものにならない世界など、滅べばいい』
ハイドレート『さあキルルよ、最後の仕上げだ!! 闇の力を、私ごと食らうがいい!!』
キルル「──!」カッ
ドグオォォォン!!!
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2024/05/05/22:11
ゴゴゴゴゴ…
ゼタ本「いかん! 今の衝撃で、ヤミキングが崩れそうだ!」
ケロロ「総員、小隊船に戻るであります! ダッシュで!」
ニケ「戻るってどうやってだよ!? 俺たち、ハイドレートに転送させられてここに来たんだぞ!」
ハンペン「ブルース!」
ブルース「了解! トラップ真拳奥義"緊急脱出通路"!」
ビュティ「そんな便利な技があったの!?」
ギロロ「ツッコんでるばやいか! 総員退避! 退避ー!」
◆
ケロロ小隊船
メルサ「ゼタ様、全員の搭乗を確認しました」
ゼタ様「よし! 軍曹、脱出だ!」
ケロロ「はっ! ケロロ小隊船、発進であります!」
ギロロ「了解!」ピッ ピッ ガッチャン
ゴゴゴゴゴ…!
ガラガラガラ!
アルタ「見ろ、ヤミキングが崩壊していく」
ミロード「間一髪でしたね〜…」ゾゾゾ
キタキタおやじ「あーっ」ヒュー
【おやじは逃げ遅れていた!】
ボーボボ「ケロロ、ハイドレートの言っていたことは本当か? 本当にあのキルルというやつに世界が滅ぼせるのか?」
首領パッチ「あんなちっさいのがどうやって世界滅ぼすんだよ?」
ケロロ「…あれを見るであります」
首領パッチ「えっ?」
巨大キルル「キルキルキルキルキルキルキルキル…」ドシーン…ドシーン…
三馬鹿「「巨大化してるー!!」」ガビーン!
ケロロ「キルルは普段は我々と同じサイズでありますが、形態を変化させることができて、変身を2つ残しているのであります」
ピカソ「フリーザかよ!?」
ファーブル「あれから更に変身するの!?」
ケロロ「最終的に、巨大な塔の姿になって自分の分身を無限に作り出すであります。詳しいことは、この動画を見ればだいたいわかるかと」ピコン
ブルース「これは……凄まじいな。世界を滅ぼすだけのことはある」ゴクリ
ゼタ本「今地球を滅ぼされたら、一体化している我が魔界もただではすまんではないか! 伍長、攻撃開始だ!」
ギロロ「無理だ! 小隊船の装備で、キルルにダメージを与えることはできん!」
ケロロ「一度基地に戻って、態勢を立て直すであります!」
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2024/05/05/22:12
新ゼタ魔界、ケロロ小隊基地、司令室
スズ「ボーボボさん、お待ちしてました!」
ボーボボ「おまえは、スズ! そして変なヒゲはやし丸ダメ蔵!」
軍艦「軍艦だ」
ビュティ「二人ともどうしてここに!?」
プルプー「私が呼んだのですよ」
ハレクラニ「プルプー、元に戻ったのか。覇王も」
覇王「ハレクラニ様、不甲斐なき姿を見せました。この覇王、如何様な処罰も受ける所存」
ハレクラニ「いい。今はそれどころじゃない」
ルビー「OVER様ー!」タッ
魚雷ガール「ルビー! ああ、良かった! 心配したのよもう!」ダキッ
ギガ「俺様も戻ったじゃん!」
魚雷&ハレ「「1秒以内に消えろ」」
ギガ「」
宇治金TOKIO「あ〜、えらい目におうたわ〜…」
ジェダ「悲しいねぇ……寝覚めが最悪だ」
ランバダ「……」
ハンペン「おお、戻ったか! 宇治金TOKIO! 風神のジェダ! そして…」
レム「ランバダ様ー!」バッ
ランバダ「バカ! 寄るな、暑苦しい!」
旧毛狩り隊一同((本当は嬉しいくせに…))
カラン…
ランバダ「ん?」
カンチョー君「」
ランバダ「カンチョー君…」
ジェダ「…死んでるねぇ…」
宇治金TOKIO「またワイらのために1人死んだんか…! すまん! そしておおきに! ホンマおおきに! カンチョー君!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2024/05/05/22:13
プルプー「元に戻った私は状況を把握するために、あなたたちに説明を求めます。そのため、スズさんには移動を手伝ってもらいました」
ピカソ「手伝うって?」
ヘッポコ丸「彼女、エスパーなんだ。テレポートとかサイコキネシスとか使えるんだよ」
ピカソ「マジで!?」
スズ「マジです」
軍艦「それでボーボボ、今どんな状況なんだ?」
ボーボボ「裏マルハーゲ帝国を打倒したと思ったら、今度は宇宙人の兵器が地球を滅ぼそうとしてる」
軍艦「へー………………えええゑゑゑゑ゛ゑ゛ゑ゛!!?」Σ(Д゚;/)/
ビュティ「驚きすぎだー! 気持ちはわかるけれども!」
ケロロ「裏マルハーゲ帝国の帝王ハイドレートの最後の抵抗であります。装備を整え次第、即出撃するでありますよ」
ランバダ「…おもしれぇ、寝起きの運動には最適だ。俺たちにも手伝わせろよ」
ハンペン「我ら旧毛狩り隊は全面的に協力するぞ!」
プルプー「無論、現マルハーゲ帝国もね」
軍艦「あ、あのー……おまえらが眠ってる間にマルハーゲ帝国滅んだんだけど…」
プルプー「何ですって!?」
ギガ「…しょうがねーな。俺様もサイバー帝国を代表して、協力してやるよ!」
魚雷&ハレ「「まだいたのかおまえ」」
ギガ「さっきから酷くない!?」
ギロロ「新旧マルハーゲ帝国に加えてサイバー帝国まで……まさに総力戦だな」
ドロロ「ペコポンを滅ぼされたら困る。それは善人でも悪人でも同じでござったか」
アレク「おいゼタ、俺も手伝うぜ!」
ゼタ本「駄目だ! 調停者を警戒せねばならん。これはあくまでも我々だけで対処する!」
アレク「ぐぐぐ…!」
シードル「抑えろアレク。俺だって我慢してるんだ」
シードル「…ニケ、やってくれるな?」
ニケ「正直もう休みたいです!」
ククリ「勇者様!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2024/05/05/22:15
クルル「隊長」
ケロロ「クルル曹長!」
クルル「大変なことになったなぁ。まさか隠し球としてキルルを持ってやがったとは」
ケロロ「しかし、クルル曹長のこと、『こんなこともあろうかと』……と、用意しているのでありましょう?」
クルル「まーな。ゴッドケロン、いつでも出撃できるぜ」
ギロロ「おお!」
タママ「ゴッドケロンで出撃ですか!」
ゼタ本「その、ゴッドケロンとは何だ?」
ケロロ「我輩たちが保有する最強のロボットであります!」
ゼタ本「そんなものがあるのか! ならばキルルも簡単に倒せ──」
ケロロ小隊「「ない」」キッパリ
ゼタ本「そ、そうか…」
ニケ「どんだけ強いんだよ、キルルって…」
ククリ「う、うん…」
ジュジュ「でもまあ、やるしかないわよ。死にたくないし」
トマ「で、ですね…」
ケロロ「それでは皆さんに、キルルの攻略法を教えるであります」
チャップリン「真正面からのゴリ押しじゃ駄目なのか?」
ケロロ「一筋縄ではいかないのであります」
ケロロ「キルルには本来随伴する『ミランシリーズ』と呼ばれるOSが存在し、それの指示にしか応えないのであります」
ボーボボ「だが、あのキルルはハイドレートの言うことを聞いているぞ?」
ケロロ「おそらく、ハイドレートは本来のOSを破棄し、自分自身を新たなOSとして組み込んだのでありましょう」
ケロロ「ゆえに、ハイドレートを取り除きさえすれば、キルルは機能を停止するであります」
首領パッチ「何だ、簡単じゃねーか!」
ケロロ「OSはキルルの心臓部。侵入するのは容易ではないでありますよ」
首領パッチ「あ、やっぱダメ?」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2024/05/12/22:06
ケロロ「キルルの心臓部に入り込めるようになるのは、キルルがタワー形態になった時……すなわち、無限の分身を掻い潜らなければならないのであります」
天の助「アーカードと死の河を相手にするのと同じじゃねえか…」ゾゾゾ~
クルル「クックックッ。それより先に、犬のエサにされちまうかもなぁ〜?」
天の助「その声で言うな!」
ボーボボ「そもそも天の助のことは犬も食わないぞ」
首領パッチ「うんうん」
天の助「うわーん! 俺ガムに負けたのぉぉぉぉ!!」エッグエッグ
軍艦「当たり前だろ、俺の部下なんだから」
ゼタ本「映像で見せてもらったが、あのおびただしい数をどうやって掻い潜れというのだ…?」
ギガ「…いや、生きてるとは言え、兵器なんだろ? ってことはプログラムされた通りにしか動かねえじゃん」
ハレクラニ「それがどうした?」
ギガ「だったら俺の"帝王感覚"でキルルの動きを全部読みつくせるぞ」
三馬鹿「「先に言えー!!」」ドゴォ!
ギガ「ごばぁ!?」
ビュティ「後回しにしてないよ! 普通に言ったよ!」
ケロロ「そんな便利な方法があるのでありますか!?」
ギガ「あ、ああ……やろうと思えば、そこの三馬鹿の動きだって完璧に読めるぜ」
三馬鹿「「あびゃびゃあびゃびゃ!」」ゲラゲラ
ケロロ「マジで!?」
ビュティ「うん、本当」
ゼタ本「勝機は見えてきたな。そろそろ、出撃するとしよう。者共、小隊船に乗り込め!」
ケロロ「…モア殿」
モア「はい?」
ケロロ「キルルを宇宙に出せば、他の惑星も滅びの一途を辿ることになるであります。万が一、我輩たちが敗北するようなことがあればその時は…」
モア「…!」
モア「──わかりました。星の断罪者アンゴル族の誇りにかけて、ペコポンごとキルルを消滅させます」
モア「ですが!」
ケロロ「ゲロ?」
モア「モアはそれ以上に、おじさまの勝利を信じています。てゆーか、完全勝利?」ニコッ
ケロロ「モア殿…」ジーン…
タママ「ムキィー! 嫉ィーッ妬!!」メラメラ
田楽マン「空気読めよ」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2024/05/19/22:16
ドシーン…ドシーン…
ギロロ「目標確認!」
ゼタ本「しかし、キルルはどこを目指しているんだ?」
ケロロ「キルルが求めるのは、生命体の負の感情……知性の高い生命体なら、なおいい」
ケロロ「すなわち、ペコポン人の居住区で大規模の破壊活動をするつもりであります!」
ハレクラニ「ちょっと待て! この付近で居住区と言えば奥東京市ではないか!」
ピカソ「それってヤバイじゃん!」
ケロロ「左様! これ以上キルルを先に進ませるわけにはいかないのであります!」
ケロロ「それではまず第一段階! キルルをタワー形態になるまで追い詰めるであります!」
巨大キルル「…?」
ククリ「すーはー…」
ククリ「一番、ククリ行きまーす!」キッ
サラサラ…
ククリ「出てきて、ベームベームちゃん! えい!」トンッ
ゴゴゴゴゴ…!
ベームベーム「……」ドォォォォン…
巨大キルル「!」
ククリ「もう今日は遠慮無く、どんどんやっちゃえ!」
ベームベーム「えびばり だーんすなう」
ドガガガガガガ!
巨大キルル「!?!?!?」バリバリバリバリ!
ピカソ「グルグルって、あんなでっかい化け物を出したりも出来るのか…」汗
トマ「化け物じゃなくて魔神ですよ。ゲルニ大陸一帯の魔力を制する存在です!」
チャップリン「どうして今まで使ってこなかったんだ? あれ使えば勝ち確じゃねえか」
ニケ「ベームベームは無差別なんだ…」
味方一同「「えっ」」
バカたち「「ぎゃあああああ!!!」」バリバリ!
ビュティ「巻き添えになってるー!」ガビーン!
ニケ「一応、ククリの言うことはしっかり聞くんだけどな…」
ピカソ「こ、こえ〜…!」
キルル「!」ギロッ!
ククリ「ひっ!?」ビクッ
シュルルルッ!
ククリ「ぎゃー! 触手ー! ベームベームちゃん引っ込んでー!」
ベームベーム「」ズズズズ…
トマ「間に合わない!」
ジュジュ「クーちゃん!」
ニケ「とぉ〜っ!」バッ
ククリ「勇者様!」
ビュティ「お姫様抱っこで救出したー!」
ヘッポコ丸「や、やるじゃん…」
ニケ「へへっ、盗賊の身軽さを嘗めるなよ!」タッタッタッタッ
ククリ「あ〜ん! 勇者様かっこいいよ〜!」(≧▽≦)キャー
ブルース「ククリ嬢の避難を確認!」
軍艦「次は俺たちだな」
軍艦「あ、もしもし軍隊さんですか。自分、軍艦という者なんですけど。倒してほしいやつがいるんですけど。ええ、はい、そこをなんとか…」
ブルース「ブルースヘリ、カモン!」パチン
我流鼻毛真拳超奥義"最終戦争(ハルマゲドン)"!!
トラップ真拳究極奥義"最強兵器魚雷ガール召喚"!!
ブルースそっくりの軍人「撃てー!!」
魚雷ガール「すべての命を奪う兵器だなんてふざけすぎー!! 武器廃止よー!!」
巨大キルル「!!!!!!」ズドオォォォォン!!
ビュティ「魚雷さん、また自分のこと否定してる…」
プルプー「軍艦さんのあれは、技でいいんでしょうか…」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2024/05/19/22:20
巨大キルル「…!」ググッ
ブルース「なっ、まだ動くか!」
ケロロ「次は我輩たちの番であります! ケロロロボ、カムヒア!」
ケロロ小隊『六神合体ゴッドケロン!!』ガシャーン!
三馬鹿「「かっけー!!」」キラキラ
ケロロ「最初からクライマックスで行くであります!」
ケロロ「俺のビームが!」
タママ「真っ直ぐ伸びる!」
ギロロ「おまえを倒せと!」
クルル「光ってうなる!」
ドロロ「ケロンスターの力を借りて!」
ケロロ「今、必殺のぉ!!」
ケロロ「ゲロゲロゲロ…」
タママ「タマタマタマ…」
ギロロ「ギロギロギロ…」
クルル「クルクルクル…」
ドロロ「ドロドロドロ…」
ケロロ小隊「「"大共鳴斬ケロンスター斬り”いいいいぃぃぃぃぃーーっ!!!!」」
ニケ「ダイターンなのかGガンダムなのかどっちかにしろぉ!」
ククリ「勇者様なんの話!?」
巨大キルル「!!!!!!」ズバァッ!!
ギロロ「やったか!?」
ケロロ「ちょ! ギロロ伍長、それあんたが一番言っちゃダメなセリフ!」
巨大キルル「!!」ギンッ!
シュルルルッ
ミ シ イ ッ
ケロロ「そ、総員脱しゅ──アッー!!」チュドーン!!
ブルース「ゴッドケロンの撃墜を確認…」
菊之丞「速ぇよっ!!」
ゼタ本「メルサ、アルタ、ルミネ、ミロード! 我を後ろから支えよ!」
メルサ「かしこまりました」
アルタ「承知した!」
ルミネ「あいよ」
ミロード「了解ですぅ〜!」
ゼタ本「くらえい! 今の我が出せる最大出力だ!」ピカッ
ゼタ本「"ゼタビィィィィンムゥゥゥゥ"!!!!」ドヴォオオオオッ!!
巨大キルル「!?!?!?」ズドオォォォォン!!
ゼタ本「ダーッヒャッヒャッヒャッ! どうだ! 宇宙最強の力、思い知ったかぁ!!」
ブルース「戦果報告! 無し!」
ゼタ本「何ィ!?」
巨大キルル「……」ケホ…
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