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自己陶酔で雄弁振るって伸びた鼻っ面、それも外連味が混じればゴミかガラクタ。 晴耕雨読の末には野に花咲くが片や漱石枕流の様では落ち葉が舞うな。 筆を執る事は一朝一夕じゃ儘ならない蛍雪の功、文字が独り歩きする内は小手先遊びに急いてる小僧。 無い袖を大きく振れる若さは武器だ、ただ発言に落とし前を付けれないなら甚だ無自覚。 急拵えの一夜城など見た目ばかりが強固な積み木、物書きの本質はひたすら暗がりの中で蔵書食む紙魚。 瞼の裏、誰もが無銘を業物に変える迷路を駆け己の価値を一十百としてきた明瞭会計。 我を表現するのに高さは要らない、ただ底を探求し尋常一様に抗いなさい。 自分の腕を捏造するか自分を晒して熱を産むか、その選択を誤れば瞬く間に己の骨身にまで至るセルロース分解。
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