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撃鉄弾けば割れるびいどろの銃を構えた地縛霊が足を滑らせたピートボグ。 目の前と足元を直視できず問う浪漫、いつまで兵の夢の中に囚われたtollond man. 韻文とはあらゆる言葉が持つ億万の音に熱や意思を掛け合わす殖産興業。 戦艦を編むが如く紡ぐ苦労と愉悦でその鍛造の上で成り立つ自国の富国強兵。 常緑な言の葉はクリシェと笑い貼り付けた辞書の片隅で見つけたご自慢のアップリケ。 見栄えばかりの振る舞いで突飛と突き返す言葉の綾はまるでちぐはぐな諸刃の刀。 洗練とは裏腹にちちんぷいぷいと絵に合わないインクで理想像をチープにプリント。 筆の虫は何より色が混ざっただけの渾沌を嫌う、外用語は使っても遊ばせない推敲こそ本物の美学。 俺は安い南蛮玩具を自慢し子供のように鳴く被れ者に張り手かます尊王攘夷派。 着火した哲学も乏しく燻る火種、情熱の窯は無尽蔵な燃料で沸々煮立てる。 お前を累乗したって届かぬエスプリや理論のみならず、袖振らずとも無尽蔵な基本投資額。 外資が幅利かすお前の語彙とは資本も違う、色も飲み込む墨の照りと深みは巧みな日本語にある。
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